群馬県渋川市で、生活協同組合パルシステム群馬が新しい環境配慮型の拠点「渋川センター」を開設します。5月22日には開所式が行われ、新しいセンターは地域住民にとっての重要なサポートとなることが期待されています。
この新センターは、これまで渋川市内で稼働していた事業所が移転してきたもので、配送拠点の役割を果たすだけでなく、地域住民が集うための活動拠点としても開放されます。地域との連携を促進するために、住民同士が交流できる多目的ルームや調理室、休憩室が新設されており、イベントや講習会、料理教室などの開催が可能です。これにより、渋川市の人々のコミュニティ形成を促進します。
旧センターは開所から42年が経過し、老朽化が進んでいました。また、労働環境の改善が求められており、今回の新築移転に際して、鉄骨造の2階建て倉庫棟と事務所棟が新設されました。これにより、配送トラックを最大26台まで駐車できるヤードが整備され、事務所スペースの拡大、食堂や休憩室、更衣室の設置などが行われ、働きやすさが大幅に向上しています。
さらには、建設に際しては「ぐんま5つのゼロ宣言」に基づき、再生可能エネルギーの導入や省エネ対策も実施されています。太陽光パネルや冷蔵設備への省エネコントロールの導入、屋上緑化、全館照明のLED化などが施され、環境に優しい施設としての特長を際立たせています。
今回のセンター開設は、国連が定めた国際協同組合年に当たる2025年に開催されるものであり、地域や自然環境との共生を目指す重要な一歩です。今後、このセンターが地域住民にとっての新たな協同の拠点となり、パルシステム群馬が持続可能なまちづくりに貢献していく姿勢が示されています。
渋川センターの開所記念式典は2025年5月22日(木)10:30から行われ、終了後には施設見学会も予定されています。興味のある方はぜひ参加して、新しい拠点の建設やその取り組みを直接体験してみてください。