R&S ZNB3000登場
2025-03-05 10:21:35

ローデ・シュワルツが新型R&S ZNB3000ベクトル・ネットワーク・アナライザを発表

ローデ・シュワルツが新型R&S ZNB3000を発表



ローデ・シュワルツから、量産現場に理想的な新型ベクトル・ネットワーク・アナライザ、R&S ZNB3000が登場しました。この新製品は、業界最高水準の測定スピードと信頼性を踏襲し、短期間での立ち上げを支援します。さらにその拡張性の高い設計により、多様なアプリケーションの要件にも柔軟に対応できることが特徴です。

高い性能を誇る


R&S ZNB3000は、同クラスで最高のダイナミックレンジ(最大150 dB)と出力パワーを兼ね備えています。具体的には、26.5GHzの周波数において+11 dBmの出力を実現し、様々な用途において高い測定性能を発揮します。これにより、RFコンポーネントの効率的な量産が容易になります。温度変動の管理も優れており、数日間再校正なしで信頼性の高い測定が実施可能です。

周波数範囲と用途


R&S ZNB3000は、9 kHzから最高26.5 GHzまでの周波数範囲に対応しており、通信、電子機器、航空宇宙産業において活用されます。また、デジタル高周波基板やケーブル設計のアプリケーションでもその真価を発揮します。このような幅広い用途により、技術開発のさまざまな局面で必要な精度を維持しつつ、短期間での結果を引き出すことが可能です。

柔軟なアップグレード性


新型アナライザは容易に周波数アップグレードができる設計のため、さらなる測定能力の向上が期待できます。また、外付けのスイッチマトリックスを取り付けることで、マルチポートでの測定も対応可能になります。これにより、最大48ポートまでの同時測定が行える柔軟さが加わります。

高精度な測定技術


ローデ・シュワルツは、このアナライザによってRF測定における不確かさを克服する新しいオプションR&S ZNB3-K50(P)を提供しています。このオプションを利用することで、スイス連邦計量・認定局(METAS)と共同開発した不確かさ計算機能を備え、エンジニアが自らその計算を行うことが可能に。測定値に関連する不確かさを自動的に計算し表示することで、トラブルシューティングや精度向上にも寄与します。

今後の展望


ローデ・シュワルツの副社長であるマイケル・フィッシュライン氏は、「私たちが開発したR&S ZNB3000は、70年以上の経験を基にした技術の結晶です。エンジニアの皆様がこのツールを用いて次世代技術の複雑な課題を解決し、迅速な量産環境での成果を得る手助けをすることができると信じています」と述べています。

コンパクトな設計と省エネ性能


2ポート・モデルと4ポート・モデルはどちらもコンパクトな設計で、スペースを取らずに作業スペースを効果的に利用できます。また、省エネルギー性を備えており、静音性と運用コストの削減に貢献します。

新型R&S ZNB3000ベクトル・ネットワーク・アナライザは、ローデ・シュワルツから手に入れることができます。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
住所
東京都新宿区西新宿7-20-1住友不動産西新宿ビル27階
電話番号

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