「X-ble Shoulder」登場!
2024-12-10 16:20:05

Hyundai MotorとKiaが新しいウェアラブルロボット「X-ble Shoulder」を発表!

Hyundai MotorとKiaが発表した「X-ble Shoulder」



2024年11月28日、ソウルで行われたウェアラブルロボット・テックデーにて、Hyundai MotorとKiaは、産業現場で作業者の能力を向上させ、怪我を減少させることを目的とした新しいウェアラブルロボット「X-ble Shoulder」を発表しました。この製品は、作業者が頭上で作業する際の上腕筋力をサポートし、筋骨格系への負担を軽減するために設計されています。

製品の特長と技術的背景



「X-ble」は、無限の可能性を意味する「X」と、何でも実現できる「able」を組み合わせた新ブランドで、このウェアラブルロボットはその初めての製品です。特に、X-ble Shoulderは、軽量かつ高強度な設計で、肩への負担を最大60%、前部と外側の三角筋の活動を最大30%削減します。これにより、作業者の生活の質(QOL)が向上します。

この製品は、高級車に使用されるカーボン複合材料と耐摩耗性材料で構築されており、耐久性と安全性が高いです。また、体に当たる部分には耐衝撃性の材料を使用し、作業現場での怪我を防ぐ設計になっています。

ウェアラブルロボットの導入予定



Hyundai MotorとKiaは、このX-ble Shoulderが自動車産業だけでなく、建設、造船、航空、農業などさまざまな業界での利用が期待されています。国内市場の販売に続き、海外市場への拡大を段階的に行っていくとしています。

X-ble Shoulderの発売に伴い、他にも腰をサポートする「X-ble Waist」や、リハビリに使う「X-ble MEX」などの開発計画も発表されています。

開発の背景とユーザーのフィードバック



このロボットは、約300人の作業員を対象にしたパイロットトライアルを通じて、実際のユーザーのフィードバックを受けて開発されています。その結果、使用時の快適さや作業の効率性、メンテナンスのしやすさが考慮されています。

今後の展開と市場戦略



Hyundai MotorとKiaは、ウェアラブルロボットの需要が医療・ヘルスケア業界を中心に高まっている中、特に製造や防衛産業での市場獲得を目指しています。2024年には25億5,000万米ドルの市場規模が見込まれ、年平均成長率は32.05%と予想されています。

これに伴い、X-ble Shoulderの初期導入はまず自社の生産部門や保守部門に行い、その後、グループ外の企業にも販売を拡大していく予定です。さらに、2026年には海外市場への進出も目指すとのことです。

まとめ



Hyundai MotorとKiaが展開する「X-ble Shoulder」は、複雑な産業作業をより安全に、楽に行えるように設計されたウェアラブルロボットです。この新技術の導入により、作業者の負担を軽減し、効率的な作業環境を提供することが期待されています。販売開始は2025年前半を予定しており、多くの企業がこの新しい製品に注目しています。


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会社情報

会社名
Hyundai Mobility Japan 株式会社
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-6-1みなとみらいセンタービル16F
電話番号

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