近畿大学創立100周年特別企画！貴重書展を開催します

近畿大学創立100周年記念貴重書展の開催

近畿大学中央図書館（大阪府東大阪市）は、令和7年（2025年）11月11日（火）から15日（土）までの5日間、「第30回近畿大学中央図書館貴重書展」を開催することを発表しました。今年のテーマは『知に歴史ありー近畿大学創立100周年記念特別展示』です。

貴重資料100点の展示

本展覧会では、近畿大学が所蔵する貴重な資料から選りすぐりの100点が展示されます。来場者は、粘土板やパピルスといった古代の記録媒体や、15世紀後半の印刷物である『インキュナブラ』シリーズの中でも特に著名な『ニュルンベルク年代記』、さらには日本における印刷史上の名作とされる『伊勢物語』など、普段は見ることのできない資料を間近に見ることができます。

特筆すべきは、ナポレオンによるエジプト遠征中に収集された資料をまとめた『エジプト誌』から、特別版の古代篇第2巻も展示される点です。これらの資料は、学問や文化の発展に大きく寄与した貴重なものばかりです。

特別講演の開催

さらに、展示に合わせて特別講演も行われます。印刷博物館の学芸員、式洋子氏が「出版をささえた印刷の歴史」というタイトルで、印刷の歴史とその影響について話します。この講演は令和7年11月13日（木）に行われ、会場にて無料で参加できます。

もう一つの講演は、近畿大学名誉教授の高宮いづみ氏による「古代エジプト文明とナポレオンの『エジプト誌』」で、令和7年11月15日（土）に実施されます。こちらも入場は無料で、先着順の定員制です。

学生によるデザイン

また、今回の貴重書展のポスターやフライヤーは、文芸学部の芸術学科造形芸術専攻の学生たちがデザインを手がけています。このように、学生たちも積極的にイベントの一部を担っており、学びの場を広げています。

開催詳細

- 日時: 令和7年（2025年）11月11日（火）～15日（土）10：30～18：00（最終日は15：00まで）
- 場所: 近畿大学アカデミックシアター2号館1階実学ホール・メインエントランス
- 入場: 無料、事前予約不要

来場を希望される方は、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分の位置にある近畿大学アカデミックシアターでお待ちしております。この機会に、貴重な歴史的資料を直接ご覧いただき、印刷や古代文明についての知識を深めてみてはいかがでしょうか。

お問合せは、近畿大学中央図書館（TEL: 06-4307-3086）までお気軽にどうぞ。