ホビーECの効率化を実現するMOOVと駿河屋の連携
株式会社コモンプロダクツが提供するリユース特化型クラウドPOSシステムMOOVが、ホビー業界において大きな変革をもたらそうとしています。2023年11月、MOOVは大手ホビーECサイト駿河屋との連携機能を実装し、ホビー商材の買取・販売の効率化を狙います。これにより、約2,600万件もの商品データを利用できるようになり、リユース業界に新たな風が吹き込まれることが期待されています。
MOOVの強みと機能
MOOVは、長年にわたりリユース業界で愛用されてきたPOSシステム「VOICE」を進化させたもので、特にホビー、キャラクターグッズ、トレーディングカードゲーム(トレカ)などのジャンルに特化した機能を搭載しています。その中には、
- - 商品管理機能
- - 買取レジ機能
- - 電子サイン機能
- - 在庫振替機能
- - 相場配信機能(オプション)
などがあり、これらを駆使することでレジ業務や在庫管理の負担を軽減できます。
特に、トレカショップや総合リサイクルショップ、メディアショップなどの多様な業態での運用が可能で、業務の効率化を図ることができます。MOOVは、駿河屋との連携によって、さらにそのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
駿河屋との連携とその利点
駿河屋は、株式会社エーツーグループが運営する、約1.2億PVを誇るリユースECサイトで、ゲームソフトやアニメ関連商品、フィギュア、トレカなどを中心に販売を行っています。このサイトに約2,600万点に及ぶ商品データが存在し、MOOVのユーザーはこのデータベースにアクセスすることで、効率的に商品情報を取り扱えます。
駿河屋とMOOVの連携により、以下のメリットが提供されます:
1.
商品データ登録工数の削減:膨大な商品データを活用することで、登録作業が大幅に簡素化されます。
2.
商品管理の細分化:カテゴリごとの詳細な管理が行え、販売機会の拡大が期待できます。
3.
出品の簡便化:MOOVを利用することで、駿河屋ECサイトへの出品が容易になります。この出品機能を利用するユーザーに対しては、駿河屋マーケットプレイスの出品費用が半年間無料になる特典も用意されています。
今後の展開と期待
今回の連携は、買取から販売に至るまでの流れをスムーズにし、リユースビジネスの発展に寄与するものと考えられています。株式会社コモンプロダクツの代表取締役社長である柿窪浩二氏は、MOOVと駿河屋の協力を通じて新たなビジネス機会を創出し、顧客の満足度を向上させる意向を示しています。
ホビー業界の活性化や新たな市場の開拓が期待される中、MOOVは今後もリユース・リサイクル業種の業務効率化を支援し続ける意向です。特にホビー関連の商材においては、顧客のニーズに応えるサービスの提供が求められる時代が来ています。これに応じて、MOOVの進化と駿河屋との協力関係が、リユース市場での成功へとつながることを期待しています。