自動運転社会の未来を見据えたトノックスの取り組みとイノベーション
株式会社トノックスは、自動運転技術の進歩によって、私たちの生活はどのように変わるのか、そんな未来を見据えた戦略を着実に進行させています。ここで特に注目すべきは、副協議会に参画したことにより、特に関連企業などとの連携を強化することを目指している点です。
平和島自動運転協議会への参画背景
トノックスが参加した平和島自動運転協議会は、自動運転技術の社会実装に向けた非営利の団体であり、東京都大田区の東京流通センターで実証実験を行うことに特化しています。この協議会では、会員企業間の協調を促進するオープンイノベーションを通じて、自動運転業界の発展及び物流分野における様々な社会課題の解決を目指しています。こうした取り組みの中で、トノックスはその専門知識や経験を活かし、技術支援を行っていく意向です。
自動運転技術の社会実装には、単なる技術開発だけではなく、各種の法規制の適応や適正運用も重要です。トノックスは、これらの領域においても多くの知見を有し、協議会の活動においてその知識を積極的に共有していく方針です。
トノックスの強みと経験
トノックスは1950年に創業し、特装車の架装や製造を手がける業界のリーダーとして、長い歴史を持つ企業です。自社工場で年間5,000台以上の車両を生産する能力を有し、月産500台に対応可能な電着塗装設備を持つことで、量産体制の構築を行ってきました。これらの強みを活かし、トノックスは車両設計から製造、整備までを社内で一貫して行えるワンストップ体制を整えています。
このような体制を強化することによって、トノックスは自動運転技術の実現に向けて、効率的で高品質なサービスを提供することが可能となります。特に、自動運転車両の開発における技術提供を行うことで、協議会の活動を大いに支援していく予定です。
特装車架装における実績
トノックスの代表的な特装車架装事例には、地域で活躍する軽消防車や路面状況計測車等があります。これらの車両は、その多様な機能により地域社会に貢献し、最新の技術を用いて社会課題に対応する一翼を担っています。また、nicomobi株式会社の「クロスケ」という消防支援車両の製造にも関わるなど、官公庁向けの車両にも強い信頼を得ています。
次世代モビリティ社会への挑戦
トノックスの取り組みは、自動運転技術の実現だけに留まりません。今後は、EV(電気自動車)や自動運転車両向けの架装技術に力を注ぎ、環境に優しい次世代モビリティ社会の構築にも積極的に取り組んでいく意向です。
交通と地域での課題解決を目指すトノックスの挑戦は、将来の自動運転社会に向けた重要なステップとなります。今後も協議会の活動を通じて、多くの企業と連携し、各種社会課題の克服に貢献していくことでしょう。
会社概要
- - 社名: 株式会社トノックス
- - 所在地: 神奈川県平塚市長瀞2番6号
- - 設立: 1950年10月
- - 資本金: 3億3,000万円
- - 代表者: 代表取締役社長 殿内崇生
- - 事業内容: 車体製造・特装車架装、特装車の設計・開発
- - URL: http://tonox.jp