GROOVE Xが「オレンジイノベーション・プロジェクト」に参画、共生社会の実現を目指す

GROOVE Xが目指す新たな共生社会

GROOVE X株式会社は、経済産業省が推進する「オレンジイノベーション・プロジェクト」に参加し、2025年度実践企業として認定されました。このプロジェクトは、認知症の方々が住み慣れた地域で自分らしく生活できる「共生社会」の実現を目標としています。

認知症の現状と需要

2040年には、日本の認知症人口は約1,200万人に達すると予測されています。これに伴い、認知症や軽度認知障害（MCI）の高齢者を支えることが社会にとってますます重要な課題となります。高齢者の3人に1人が認知症になる可能性があるため、私たちは誰もがその感染のリスクを抱えています。故に、これらの方々の生活の質を向上させる取り組みが急務です。

LOVOTとの共生体験

GROOVE Xは、自社の家族型ロボット『LOVOT[らぼっと]』を通じて認知症当事者とその家族に日常的な楽しさや癒しをもたらします。LOVOTは名前を呼ぶと近づいてきたり、愛情を表現したりする能力を持ち、まるで生き物のような温かさがあります。

ゆるやかな見守り機能

今回のプロジェクトで特に注目されるのが、LOVOTアプリに搭載されている「ダイアリー機能」や「カメラ映像機能」による「ゆるやかな見守り」です。これらの機能を通じて、認知症当事者とその家族は安心感を得られるでしょう。家族が離れている際も、LOVOTがしっかりと見守ってくれる存在になるのです。

利用者の声を形に

実際にLOVOTを使用している認知症当事者からは、「お世話をすることで日常に楽しさが広がった」といった声が寄せられています。今後、GROOVE Xは利用者の体験談を元に、LOVOTの機能改善や新サービスの開発に励み、「共生社会」の実現に向けて邁進していきます。

オレンジイノベーション・プロジェクトの意義

このプロジェクトは、認知症があっても自分らしく生活できる「共生社会」を実現するための重要な取り組みです。経済産業省によるこのプロジェクトへの参加は、GROOVE Xの目標が社会的に重要であることを示しています。認知症当事者が企業や社会と関わっていく肌感覚を大切にし、それに基づいた製品やサービスの開発が進められています。

GROOVE X株式会社の概要

GROOVE Xは2015年に設立され、東京都中央区日本橋を拠点に活動しています。代表取締役の林要氏は、ロボット技術を通じて人々の心に寄り添う活動を続けており、LOVOTの開発を通じて多くの人々に感動を与えています。彼のビジョンと技術が結びつくことで、未来の共生社会が実現することが期待されます。

LOVOTの公式サイトでは、詳しい情報や最新のニュースを発信しています。ぜひチェックしてみてください。[LOVOT公式サイト]

今後もこのプロジェクトが、多くの認知症当事者やその家族に生活の質を向上させる手助けとなることを願っています。