アジア最大の映像コンテンツ市場、TIFFCOM 2024の全貌を探る
2024年10月30日から11月1日までの3日間、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される「TIFFCOM 2024」は、東京国際映画祭(TIFF)に併設されたアジア屈指のビジネスコンテンツマーケットです。その中で、フジテレビとTBSが主催する重要なセミナーラインナップが発表され、業界関係者から注目を集めています。
TIFFCOMの特徴と歴史
TIFFCOMは、アジアの映画やテレビ番組、アニメーションなど、多彩なコンテンツが一堂に集結する場として、毎年多くの映像関連企業やバイヤーが参加します。特に、国際共同製作や最新の業界情報を得るためのセミナーも開催されており、映像業界の新しい潮流を感じ取れる貴重な機会となっています。今年で21回目を迎えるこのイベントでは、セミナーの数が昨年の倍増し、3つの会場に拡大されるなど、さらなる充実が図られています。
フジテレビのセミナー内容
フジテレビでは、コンテンツビジネスの未来に関するセミナーを開催し、IP(知的財産)ビジネスに焦点を当てた戦略を発表します。石井浩二氏がビジネス推進局長として登壇し、グローバルな視点からフジテレビの新しい取り組みを紹介します。また、韓国のカカオエンタテインメントの部長やタイのGMMスタジオのチーフ・コンテンツ・オフィサーなど、国際的なキャストも参加し、視点を広げる場となります。
TBSの新たな挑戦
TBSホールディングスは、メディアグループからグローバルコンテンツ会社への転換を目指しており、新たな世界戦略について議論します。これにより、デジタルコンテンツやライブエンタメを含む多様なコンテンツが提供され、広い範囲での影響力を持つ企業へと進化する計画です。
韓国との共同制作ドラマの発表
今回のTIFFCOMでは、韓国のLG UplusとContents Worldが共同制作したオリジナルドラマ「First Love」の発表も行われます。このセッションでは、制作スタッフや主要キャストが登壇し、ドラマのカスタムトレーラーや舞台裏の映像が披露され、韓流ファンにとって魅力的な内容となっています。
多彩なセミナーとネットワーキングの機会
15本のセミナーがラインナップされており、「キーノートスピーチ」や「生成AIが映画にもたらすチャンスとリスク」といった特別セッションも予定されています。これにより、業界の最新トレンドを把握する絶好の機会が提供されるほか、様々なクリエイターや関係者とのネットワーキングの場も設けられます。
展望と期待
TIFFCOM 2024は、映像業界関係者にとっての貴重な学びの場であり、海外展開を視野に入れた新たなビジネスチャンスを創出する重要なイベントです。業界のトッププロフェッショナルとのセッションを通じて得られる知見は、今後のコンテンツビジネスに大きな影響を与えるでしょう。
ぜひ、この機会にTIFFCOM 2024に参加して、映像業界の未来を感じ取ってみてはいかがでしょうか。