アイザックグループ、会員制ジム「THE NUDE」に新体制
アイザック株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:田中和希)が運営する会員制フィットネスジム「THE NUDE」が新たな経営体制をスタートさせることを発表しました。新たに代表取締役に就任したのは、福岡薬院店の店長、今井魁人氏です。この新しい体制では、会社のパーパスである「全ての挑戦者が、生涯働きたいと思える場所をつくる」という理念を実現するための取り組みが強化されます。
THE NUDEの概要
「THE NUDE」は24時間利用できる会員制フィットネスジムで、恵比寿、代官山、そして福岡の薬院に店舗を展開しています。このジムは、トップレベルのパーソナルトレーナーによる指導と洗練されたトレーニング空間を提供し、身体づくりを本質的かつ機能的にサポートします。アイザックグループの一員として運営される同ジムは、2024年には完全子会社化される予定です。
2024年からの運営改善により、THE NUDEはより強固な運営基盤と充実したサービス体制の整備を行いました。しかし、今回の新体制への移行は、さらなる成長と独立した意思決定を促進するための重要なステップでもあります。
経営体制移行の背景
アイザックでは、ウェルネス、金融、農業などの多様な事業領域での拡大を目指しており、自社の持つリソースを最大限に活かすために分社化や経営移譲を進めています。特に、現場からの挑戦を大切にする文化を育むため、経営陣は現場のリーダーに意思決定を委譲する姿勢を示しています。今井氏はその一環として、新たな体制下での運営を担うことになります。
今井氏は、金融業界からフィットネスの世界へ転身し、トレーナーとして顧客との信頼関係を深めてきました。彼のリーダーシップの下、THE NUDEは「現場主導の確実な成果」に基づいたアプローチを取っていくでしょう。
新代表、今井魁人氏の経歴
今井氏は、会社の立ち上げ時から現場での運営を経験してきました。彼は「トレーニングを通じて人の心を動かす」という理念を持ち、店舗の設立から現場での運営を担当し、顧客との信頼関係の構築に取り組んできました。今井氏の経験を生かして、経営の視点からサービスの質向上を進める考えです。
「現場で感じたことを経営に活かし、多くの人々の“健康への挑戦”をサポートできる場所を提供していく」と今井氏は語ります。
アイザックグループの未来
アイザックグループは、2030年までに営業利益100億円を達成するという中長期目標を掲げています。この目標を達成するために、新規事業の創出や分社化を進めていきます。また、アイデアを基にした採用制度「事業アイデア採用」を新たに導入し、次世代の人材を発掘し成長をサポートする姿勢も見せています。
特に「エゴ採用」制度では、強い仮説や構想を持つ個人が挑戦できるような環境を整え、アイザックグループ全体の成長を促進する方針です。これからの展開にますます注目が集まります。
まとめ
アイザックグループの新体制は、現場の声を大切にしつつ、柔軟で自主的な成長を目指すものです。これにより、「THE NUDE」はさらなる進化を遂げ、多くの挑戦者を支えるフィットネスジムとして在り続けることでしょう。今後の展開が楽しみです。