ワコー電気の支援
2024-05-10 10:54:44
災害に強いトイレセットを寄付したワコー電気の取り組み
災害時でも安心なトイレを提供するワコー電気
令和6年に発生した能登半島地震は、多くの被災者に困難な状況をもたらしました。特に、避難所におけるトイレの利用については、深刻な問題として浮き彫りになりました。そこで、愛知県安城市に本社を構えるワコー電気株式会社が、災害用トイレセットと消臭泡スプレーを寄付する活動を行いました。この取り組みは、被災地のトイレ問題の解決に大きく貢献しています。
災害用トイレセットの特徴
ワコー電気が開発したこの災害用トイレセットには、消臭泡スプレーが同封されています。このスプレーは、悪臭を軽減すると同時に、汚物の目隠し効果もあるため、連続して利用する際のストレスを軽減します。また、使用後に袋を都度縛る必要がないため、手にウイルスが付着するリスクを低減し、感染症の蔓延防止にも役立ちます。
このように、環境にも配慮した設計になっており、災害時における廃棄物の削減にも寄与しています。特に高齢者や介護を受けている方々にとって、使いやすさが重視された設計となっている点が評価されています。
避難所の声
利用者からは、「震災直後はトイレの問題が最も深刻で、非常に苦労した」という意見が寄せられています。また、「この商品が存在することを知らなかった」という声もあり、地域の支援が求められていることが示されています。特に、汚物袋を毎回交換しなくても良いという点は、介護施設にいる方々にも大変便利だという意見が多く聞かれました。
社長の思い
ワコー電気株式会社の社長、榊原良哉氏は、「災害時にはトイレに関するストレスや問題が非常に多く、この商品が確実に役立つことを実感できた」と述べています。今後はより迅速に支援を行うために、地元企業との連携を強化する方針を示しています。
会社の紹介
ワコー電気は1970年から地域に密着した活動を続けてきた企業であり、家電販売や電気設備工事だけでなく、介護用品や防災用品の開発にも力を入れています。「困った」を解決する製品の提供を通じ、多くの人々の生活をより良い方向へ導いていくことを目指しています。
災害時のトイレ問題解決に向けたワコー電気の取り組みは、今後もさらに注目されることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
ワコー電気株式会社
- 住所
- 愛知県安城市城ケ入町雨池81
- 電話番号
-
0566-92-3711