自動運転EVバス実証実験
2025-01-07 12:26:30

富士吉田市で自動運転EVバスの実証実験がスタート!地域交通の未来を探る

富士吉田市で自動運転EVバスの実証実験スタート



山梨県富士吉田市において、自動運転EVバスの実証実験が2025年1月31日から開始される。この取り組みは、交通の利便性を向上させることを目的としており、地域の持続可能な交通の実現を目指しています。

プロジェクトの背景


今回の実証実験は、富士急行株式会社とその関連企業が参加し、地域公共交通の確保と維持を目的とした国土交通省の補助金を受けています。少子高齢化や運転士不足といった地域の課題に対処し、さらに訪日外国人観光客の急増に応じた交通手段を提供することが求められています。特に富士山のオーバーツーリズム対策と脱炭素化にも焦点が当てられ、長期的な環境保全を図っています。

「富士みち循環ルート」の概要


実証実験では、富士吉田市内を中心とした7kmの循環ルートが設定されます。このルートは、観光名所や商業施設、公共施設が集まっているエリアを通過し、市役所や学校などの生活エリアもカバーします。これにより、地域住民にとっての公共交通の利便性が向上し、観光客が地元を巡る際の使い勝手も良くなることが期待されています。実証実験は2025年2月28日まで行われ、1日に6便が運行されます。

デジタル技術を活用した予約システム


さらに、乗車予約には最新のデジタル技術が導入されます。「SEKITORI」という予約プラットフォームを用いて、事前予約が行われる仕組みです。富士吉田市民は専用サイトから登録し、必要な情報を入力して予約することができます。

新型自動運転EVバスの導入


今回使用されるバスは、TIER Ⅳ社製の「Minibus 2.0」という新型モデルです。この車両は、富士吉田市の美しい風景をイメージしたラッピングが施され、地域住民や観光客に愛される存在を目指しています。バスの運行速度は35km/h以下に制限され、運行時には乗務員や遠隔監視員が体制を整えます。

自動運転システムによる安全性の向上


実証実験では、新たに路車協調システムや信号協調システムが導入され、交差点での安全性向上が図られます。これにより、歩行者や自転車の動きが自動車に伝わることで、運行の安全性を徹底的に検証します。

地域コミュニティとの連携


この取り組みは、富士吉田市や富士急行、地域の大学と連携し、技術や知見の共有が図られています。地域住民や大学の研究機関とも協力することで、実証実験の成果を地域の交通政策に応用していく予定です。

まとめ


富士吉田市での自動運転EVバスの実証実験は、地域の交通課題を解決するための革新的な一歩です。生活の利便性を向上させると共に、観光地としての魅力も高めるこのプロジェクトが、今後どのように進展していくのか注目です。


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会社情報

会社名
富士急行株式会社
住所
山梨県富士吉田市新西原5-2-1
電話番号
0555-22-7111

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