男鹿市の魅力を再発見!「第2回入道埼灯台石焼フェス&体験ツアー」
2025年9月27日、秋田県男鹿市で開催された「第2回入道埼灯台石焼フェス&体験ツアー」が大成功を収めました。このイベントは、約1600名の来場者と16名の体験ツアー参加者を迎え、地域の食と文化に触れる貴重な機会となりました。
イベントの背景
入道埼灯台利活用事業実行委員会が主催するこのイベントは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として実施されました。灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域間や異業種間の連携を強化することを目的としています。
石焼フェスの開催概要
「石焼フェス」は、男鹿市の郷土料理である石焼料理にちなみ、様々な石焼きガストロノミーを提供する場所として設けられました。イベントは秋田県男鹿市の入道埼灯台駐車場周辺で行われ、午前11時から午後4時まで、様々なアクティビティが展開されました。
特に注目されたのは、石焼料理そのものです。入道埼灯台周辺の岩石「溶結凝灰岩」を使用し、約800度で熱した状態で桶に置いたお湯に食材を入れ調理されるこの料理は、明治時代から続く男鹿市の名物です。来場者は石焼ビビンバや石焼き芋、石焼きフルーツデザートなど多彩なメニューを楽しみました。
ステージイベント
当日は、天候にも恵まれ、会場は活気に包まれました。MCのちぇすがユーモア満載のトークで観客を盛り上げ、12時からは「なまはげ太鼓」のパフォーマンスが繰り広げられました。太鼓の迫力ある音に魅了される観客たち。さらに、会場ではクイズや「よさこい」の演舞なども行われ、訪れたお客さまは大いに楽しんでいました。
溶結凝灰岩料理への関心
石焼料理の各ブースでは、長い列ができるほどの人気を集め、購入を待つお客様と販売員との活発な交流が見られました。来場者からは「味付けや魚の情報についての質問」が飛び交い、多くの人が料理を通じて地域のエッセンスを体験していました。
体験ツアーの実施
同日開催された「体験ツアー」では、県外からも参加者が集まり、入道埼灯台についての詳細な説明や、ジオパークの紹介を受けることができました。ガイドの案内のもと、溶結凝灰岩の実物にも触れ、最後には実際の石焼料理を堪能しました。参加者からは「有意義な日になった」との声が多く寄せられ、その魅力を再確認する機会となりました。
今後の展望
イベントを通じて、多くの来場者が集まり、男鹿市の地域活性化に寄与した「第2回入道埼灯台石焼フェス&体験ツアー」。入道埼灯台を中心に、地域住民や各団体と協力しながら、今後も地域の魅力を伝え続けていく意義深い機会となりました。関係者の手によって育まれたこのプロジェクトは、男鹿市を元気にし、秋田を盛り上げる力となるでしょう。