三郎丸蒸留所が世界一のウイスキービジター体験施設に選出
このたび、若鶴酒造株式会社の三郎丸蒸留所が、名誉ある
ワールド・ウイスキー・アワード2026のビジターアトラクション部門において、「
Acon of Whisky Award」を受賞しました。この栄誉は、日本の小規模蒸留所としては初の快挙となります。ワールド・ウイスキー・アワードは、ウイスキー製造の裏にある人々や場所の卓越した取り組みを評価するコンテストであり、三郎丸蒸留所の受賞は、その高いレベルでの来場者体験が認められた結果です。
来場者数が急増する理由
富山県砺波市の三郎丸蒸留所は、地域に根ざしながらも、来場者体験を世界水準まで引き上げてきたその取り組みが高く評価されています。ここでは年間約45,000人が訪れ、その数は砺波市の約45,000人の人口に匹敵します。この数字は、2017年の約1万人から着実に増加しているもので、三郎丸蒸留所は国内外のウイスキーファンにとって欠かせないスポットとなりました。
この蒸留所は、2017年に大規模な改修が行われ、地域住民やウイスキーファンに開かれた施設としてリスタートしました。ビジターセンターを整備し、さまざまな体験を提供することで、観光振興と地域経済の活性化を目指しています。たとえば、2024年には再生型樽工房「
Re:COOPERAGE」がスタートし、見学者は樽の修理やアップサイクルの様子を間近に観察できるようになります。また、2025年にはブレンダー・ワークショップルームを新設し、オリジナルウイスキーを作る体験が可能になるなど、さらに特別なビジター体験を用意しています。
知られざるウイスキーの魅力
三郎丸蒸留所は「地域に拠って、世界に立つ」という使命のもと、富山の自然と技を活かしたウイスキーを生み出しています。特に、世界初の鋳造製ポットスチル「
ZEMON」や、地元産ミズナラ樽での熟成が評価され、多くの受賞歴を誇ります。最近では、ジャパニーズウイスキー12年以下部門での「カテゴリーウィナー・金賞」にも輝くなど、国際的な評価も得ています。
今後の展望
三郎丸蒸留所は、2023年の受賞以降、異なる部門・カテゴリで数々の賞を重ねており、特に今回の受賞はその活動の集大成とも言えるものです。地域の食文化や観光資源とも連携しながら、ウイスキーの魅力をさらに多くの人に伝える努力を続けていきます。富山のウイスキーを世界に広めるための活動は、これからも盛んになるでしょう。
この受賞は、三郎丸蒸留所が地域に根ざした取り組みを続けながら、国際的な舞台での成功を果たす重要なステップとなりました。今後も彼らの活動から目が離せません。