モジュラス社の新研究
2018-09-04 10:30:10
モジュラス社と東京大学が創薬研究で共同プロジェクト開始
モジュラス社と東京大学の画期的な共同研究
モジュラス株式会社(以下、モジュラス)は、東京大学大学院理学系研究科の濡木理教授との共同研究を2018年6月1日から開始すると発表しました。この研究は、複数の創薬標的の新規な立体構造解析を目指して行われます。創薬分野における新たな進展が期待されています。
濡木教授の専門性
濡木教授は、構造生物学の分野で世界的に名高い学者であり、特に低温電子顕微鏡(CryoEM)を使用した膜タンパク質の解析において顕著な業績を上げてきました。彼の研究は、従来の手法では困難だったタンパク質の立体構造を解明することに貢献しており、2018年5月にはその功績が認められ紫綬褒章を受章しました。
共同研究の目的
今回の共同研究は、構造未知の創薬標的の立体構造を早期に入手することを目的としており、モジュラスのプラットフォーム技術との高シナジーが期待されます。モジュラスは最先端の計算科学を駆使し、創薬に必要な情報を迅速に提供することを目指しています。
関係者のコメント
モジュラスの代表取締役、木村俊氏は、「濡木教授と共同研究を進めることができることを大変嬉しく思います。このことにより、我々のプラットフォーム技術が新たな薬候補の創出に寄与することを信じています」とコメント。不確実性の高い創薬の世界において、新たな技術的アプローチが期待されます。
一方、濡木教授も「我々の研究の結果が創薬に結びつくことに非常に興奮しています。新たに解析する構造と、モジュラスの化合物デザイン技術を融合させることで、革新的な治療薬が生まれることを期待しています」と述べています。
モジュラス株式会社について
モジュラスは、2016年に設立されたネットワーク型創薬ベンチャー企業で、東京都港区に本社を置いています。最先端の計算科学を活用し、創薬の革新に挑んでいます。これからの研究の進展に大いに期待が寄せられています。
この共同研究が新たな治療薬の開発にどのように寄与するのか、業界関係者や研究者の注目が集まっています。未来の医療に向けた新しい一歩が踏み出されたと言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
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アリヴェクシス株式会社
- 住所
- 東京都港区新橋1丁目18番21号第一日比谷ビル7階
- 電話番号
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