別府アートの新風
2024-11-19 10:54:18

別府で繰り広げられるアートの新たな試み『KASHIMA 2024』の魅力

別府で繰り広げられるアートの新たな試み『KASHIMA 2024』の魅力



大分県別府市で、アーティストと地域の交流を深めるプロジェクト『KASHIMA 2024 BEPPU ARTIST IN RESIDENCE』が開催されます。これは、さまざまな背景を持つアーティストが、約60日間にわたって別府に滞在し、その土地での経験を活動に取り入れるというユニークな取り組みです。

このプロジェクトは2008年から続いており、これまでに多くのアーティストが参加してきました。アーティスト・イン・レジデンスの目的は、単に作品を完成させることではなく、滞在中に生じる人間関係や体験を通じて新たな知見を得ることに重きを置いています。そのため、制作現場が公開されるオープンスタジオやワークショップ、トークイベントなど、多彩なプログラムが計画されています。

参加アーティストと滞在期間



今回、招聘されるアーティストは以下の3名です。
  • - マオ・ソヴァンチャンディ (カンボジア)
- 滞在期間: 2024年10月23日~12月20日
- 建築家や写真家としても活動する彼女は、社会の構造や規範を探求する作品を手掛けています。自然とアートの関係性にも注目し、インタラクションを通じた体験を重視しています。

  • - 手嶋勇気 (日本)
- 滞在期間: 2024年10月26日~12月20日
- 主に写実絵画の技法を用いた作品を制作する彼は、地域の歴史や文化に寄り添った「風景」をテーマに描きます。多くの展覧会に出展しており、最新の技術も駆使して作品創りを行っています。

  • - ファンディ・リザルディ (インドネシア)
- 滞在期間: 2024年11月1日~12月20日
- ジョグジャカルタを拠点にしながら、サウンドや映像など多様なメディアを用いたアートを展開しています。彼もまた、異なる分野とのコラボレーションを通じて新たな視点を生み出しています。

オープンスタジオやワークショップ



アーティストたちが制作する様子を実際に見学できるオープンスタジオが、2024年12月13日から15日にかけて開催されます。この期間、訪れた人々は彼らの作品や制作過程を間近で体験できる貴重な機会となるでしょう。さらに、各アーティストとの対話を通じて、彼らが別府の文化をどう捉えるのか、直に聞くことができます。

また、手嶋勇気によるワークショップも予定されています。参加者は彼がスケッチした別府の風景を基にした共同制作に挑戦し、アートを通じて地域に深く関与することができるのです。

トークイベント



さらに、複数のトークイベントも企画されています。信州アーツカウンシルの 野村政之さんや、キュレーターの服部浩之さんをゲストに迎え、アーティスト・イン・レジデンスの様々な可能性について議論を重ねます。これにより、アートが地域社会にどのような影響をもたらすのか、参加者と共に考える機会となります。

おわりに



『KASHIMA 2024 BEPPU ARTIST IN RESIDENCE』は、単なるアート展示ではなく、アーティストたちが住み、作り、地域とのつながりを深めるプロセスを楽しむことができる新たな試みです。別府の豊かな文化とともに、アートが織りなす壮大な物語が期待できるでしょう。ぜひ、現地でこれらの素晴らしい体験を味わってみてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

会社情報

会社名
NPO法人BEPPU PROJECT
住所
大分県別府市野口元町2-35菅建材ビル2階
電話番号
0977-22-3560

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。