五感を刺激する香りの演出がエンタメの新基準に

エンタメの世界は、コロナ禍を経て大きな変化を遂げました。特に、観客の心を動かすために「体験価値」が重要視されるようになりました。これまで視覚や聴覚が主流だった演出に、今「香り」が加わり、体験の深みを増しています。ご紹介するのは、香りを活用したイマーシブ体験を提供する『SceneryScent（シーナリーセント）』です。

香りの力で記憶に残る体験を

『SceneryScent』の香り演出サービスは、ただ香りを空間に漂わせるのではなく、特定のテーマやイメージに沿った香りを設計しています。これにより、観客の感情や行動を意図的に刺激することができます。彼らの手法には、香りを拡散させる「拡散」の技術に加え、瞬時に香りを消す「ブレーキ」の技術が含まれ、香りを巧みにコントロールすることが可能です。

香りが体験を深化させる理由

1. 没入感の向上

香りの演出が加わることで、観客はその場にいる感覚が増します。音楽や視覚だけでは引き出せなかった情緒的な感情が香りによって刺激され、体験が一層深まります。

2. 記憶に残る体験の創出

香りは記憶と結びつく感覚として非常に強い効果を持っています。実際のライブイベントで「きんもくせいの香り」が使われ、その匂いを嗅ぐことで過去のイベントを思い出させる多くの反響がSNSで見られました。香りは一度の体験にとどまらず、長期的に記憶を呼び起こす力があります。

3. SNS上での拡散促進

目に見えない香りの演出は、SNSにおいても注目を集めます。アーティストが香りの演出に話を振った際には、その内容が即座にSNSトレンド入りした事例もあり、口コミによるプロモーション効果も期待できます。

香り演出のプランと価格

『SceneryScent』では、イベント規模に応じた香り演出プランを提案しています。小規模イベントでは約30万円から、中規模イベントで約70万円、大規模イベントでは約230万円となります。特にアリーナコンサート用の香り演出装置も設けており、あらゆるニーズに応えています。

五感をフル活用したイマーシブ体験は、観客の心に残る思い出を刻みます。香り演出が今後のエンタメ標準として進化していくことは間違いありません。