マイナビの特別授業でSDGsを学ぶ
株式会社マイナビが開く特別授業が、12月11日(水)に銀座オフィスで開催されました。この授業は、中学生を対象に「働く」視点から「ジェンダー平等」について考える機会を提供することを目的としています。新潟市立木戸中学校の生徒6名が参加し、SDGsの一環として学びました。
SDGsが求める教育の見直し
新学習指導要領では、「持続可能な社会の創り手の育成」が掲げられています。その中で、学校教育においてSDGsへの取り組みが求められるようになり、多くの学校でこのテーマに基づく授業が実施されています。今回の授業も、その一環として計画されたもので、株式会社JTBとの連携によって成り立っています。
授業の内容
授業は3つのプログラムから成り立っています。最初に、ジェンダー平等についての基本概念を解説しました。ここでは、世界経済フォーラムが発表している「ジェンダーギャップ指数」を用いて、現状の日本の立ち位置を明らかにしました。2024年の報告によると、日本は146カ国中118位と位置づけられています。教育の場における男女平等は達成されていますが、管理職や政治参加においては依然として課題が残ることを指摘しました。
次に、マイナビグループの取り組みについて説明しました。人権尊重とダイバーシティ推進の視点から、ジェンダー平等をどのように実現しているのか、具体的な数値を交えて紹介しました。社員の男女比や、育児休暇の取得率など、数多くのデータが用いられ、マイナビの姿勢が明確に示されました。
最後に「働く」と「ジェンダー」の関連性を深堀しました。過去のジェンダー不平等の事例を共有し、男女雇用機会均等法の成立背景についても学びました。また、「ジェンダーバイアス」という概念を知ることで、生徒たちが自身の行動を見つめ直すきっかけとなる時間も設けました。
中学生の参加者感想
授業の後、生徒たちは自らの意識や行動についての感想を語りました。「自分も無意識に偏見を持っているかもしれない」との気づきが得られたことや、「今後は性別に基づく判断を避けるようにしたい」との意欲が示されました。彼らは、この授業を通じて得た知識を将来に生かそうと考えています。
マイナビの講師も、「生徒たちが性別に関係なくさまざまな場所で活躍できることを望んでいる」と語りました。生徒たちが新たな知識を学校生活に活かし、自らの未来を考えることが期待されています。
まとめ
マイナビグループは、今後も「一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる」をパーパスに掲げ、子どもたちの可能性を広げる取り組みを続けます。この特別授業を通じて、未来を担う中学生たちがSDGsやジェンダー平等について考える良い機会となったことでしょう。