新たに誕生したグローバルスタートアップファインピースの挑戦

ファインピース — 日本からの新たな挑戦

ファインピース株式会社が正式に設立され、グローバルな視点を持ったスタートアップとしての道を歩み始めました。本社は福岡市博多区に位置し、日本の「ものづくり」精神を核に、国際的な競争で勝ち抜くブランドの構築を目指しています。

代表取締役社長の木下寛士氏は、近年の自動車産業の大きな変化を強調しています。特に、スケーラビリティや効率性の追求が進み、中国やインドといった新興国の影響が急速に広がる中、企業は新しいビジネスモデルに適応しなければならないと語ります。特に、CASE（Connected, Autonomous, Shared, Electric）やMaaS（Mobility as a Service）などの新潮流が、従来の自動車産業に革命をもたらしていると言えるでしょう。

さらに、国境を越えたビジネスの一般化や産業間の垣根が低くなることで、企業はオープンイノベーションの考え方を取り入れ、グローバルな最適化を図る必要があります。ファインピースは、そのような変化を捉え、日本独自の感性を持ち込むことで、持続可能な事業の拡大を狙います。彼らの理念は「良質な製品やパーツを届ける始点から、人とクルマのファインな関係を生み出し、世界をより良くする起点をつくる」というものです。

ファインピースの理念

ファインピースは、名品の追求を続ける中で、伝統的な日本の技術と現代的な価値観を融合させています。良質な製品やパーツを提供することによって、製造業界における信頼を築き、顧客との「ファインな関係」を創出しようとしています。その理念は単なる販売戦略にとどまらず、社会全体をより良くするための基盤を形成することに重きを置いています。

海外展開の第一歩

2019年1月には、インドで開催される「アウトメカニカ・ニューデリー」へ出展することが発表され、国際的な舞台での活動が期待されています。この出展は、ファインピースが世界市場に進出するための重要な一歩となるでしょう。また、クリエイティブディレクションにはタナカノリユキ氏が参加しており、彼のビジョンがファインピースのブランド形成にどのように反映されるかにも注目です。