宏福商事がDISと手を組み新たな市場へ
東京都荒川区に本社を置く宏福商事合同会社は、国内最大級のディストリビューターであるダイワボウ情報システム株式会社(通称DIS)と新たなディストリビューター契約を結んだことを発表しました。これに伴い、Advanced Card Systems (ACS)社の製品であるACR1552U USB NFCリーダーの販売がB2B市場にてスタートします。
ACR1552Uのスペックと特長
ACR1552Uは、13.56MHzの非接触技術を駆使したCCIDおよびPC/SC準拠のスマートカードリーダーです。このリーダーは、最大848kbpsの高速通信機能を有しており、内蔵SAMスロットも備えているため、非接触型トランザクションの際のセキュリティが強化されています。多様なキーを使用した相互認証にも対応し、さまざまな業界での利用が可能です。
主な特徴として、ISO 14443クラスAおよびB、MIFARE®カード、FeliCa、さらにISO 18092 NFCやISO 15693カードにも対応しています。これにより、対象ユーザーは多種多様な非接触型カードを活用できます。特に、金融、医療、政府機関などの分野において、その経済的効果が期待されています。
さらに、ACR1552Uは3つのNFCモードをサポートしています:
- - スマートカード読み取り/書き込みモード
- - カードシミュレーションモード
- - キーボードエミュレーションモード
このNFCリーダーは、支払いシステムだけでなく、アクセス制御システムや交通機関の発券、ロイヤルティプログラムなど、幅広いアプリケーションに役立つ柔軟性があります。
DISとのパートナーシップ
DISとの契約を通じて、宏福商事はDISの約19,000のパートナーを通じた大量のエンドユーザーへの製品の展開が可能になります。この契約により、企業は便利にパソコン周辺機器やITデバイスを手に入れることができ、業務の効率化が見込まれています。
また、DIS運営の電子商取引システム「韋駄天」でも、ACS社の製品が取り扱われるようになり、多くの企業が簡単にこれらの機器を入手することができるようになります。
ACSについて
Advanced Card Systems Ltd.は、香港証券取引所に上場する企業で、1995年の設立以来、アジア太平洋地域でNo.1のPCリンクスマートカードリーダーサプライヤーとして知られています。ACSは、製品を7つのカテゴリーに分類し、世界中で高品質のスマートカードソリューションを展開しています。その製品群には、スマートカード、PCリンクスマートカードリーダー、非接触リーダーなど多岐にわたります。
まとめ
宏福商事合同会社は、DISとの提携を通じて、幅広い業界におけるニーズに応じた安定した製品供給を可能にしました。スマートカード技術の進化を背景に、今後も多様なビジネスシーンでの活用が期待されています。各種お問い合わせについては、宏福商事の公式ウェブサイトから簡単に行えます。