小中高生の取り組みでマラウイの給食が実現
2023年7月21日から28日までの間、特定非営利活動法人聖母(NPO法人せいぼ)とリザプロ株式会社は、日本の小学生から高校生を対象に、マラウイの学校給食を支援するプログラムを開催しました。この活動を通じて、参加者が学び、実際に手を動かすことで、マラウイの子供たちに大きな影響を与える結果となりました。最終的には、何と95,400食分の給食支援が実現したのです。
NPO法人せいぼの役割
NPO法人せいぼは、アフリカ・マラウイでの学校給食支援を行う団体です。彼らの活動は、日本国内でのファンドレイジングを通じて、マラウイでの学校給食プロジェクトを実施しています。具体的には、マラウイ産のコーヒーや紅茶を販売し、その売上の一部を給食支援に回しています。このプログラムは、日本の学生たちが国際問題について理解を深める一環でもあるため、教育的な側面が強く反映されています。
小学生の学習活動
参加した小学生たちは、オンラインを通じてマラウイの地理や文化、学校給食の重要性を学びました。特に「1食15円」での支援がどれほど価値があるかという点を考えることで、価値観を育むことを目指しました。また、マラウイ産コーヒーの生産地について学び、コーヒー作りに関わる生産者のことを想像しながら、彼らを支援するための製品のラベルを手作りしました。
高校生の取り組み
一方で、高校生はより実践的なプログラムに参加し、マラウイの国際情勢や支援の方法について考えました。販売戦略を立て、実際の店舗での販売体験を通じて、デジタルマーケティングの重要性を学ぶことができました。参加者は、約93,000食分の給食支援につながる成果を上げ、多くの人に支援の必要性を伝えることができました。
活動の成果と評価
この取り組みを経て、小学生たちは単なるボランティア活動に留まらず、支援の現場に直接関わることができました。最終的にはコーヒーの売上からマラウイの給食分として約2,400食を支援されたのです。高校生たちも、個々の特性を活かした販売活動を通じて、マラウイの子供たちや製品に対する理解を深めることができました。参加者たちには、活動の証として終了証が授与され、今後の学びや社会貢献へのモチベーションが高まったことでしょう。
まとめ
NPO法人せいぼの活動を通じて、日本の学生たちが国際理解とソーシャルビジネス体験を深めることができたことは、非常に意義深いものでした。マラウイの子供たちへの給食支援はもちろん、日本の学生たちの教育にも貢献できるこの試みは、多くの人にとっての刺激となるでしょう。さまざまな社会問題に目を向け、行動に移すことの大切さを改めて感じる機会になりました。