西伊豆町が「海業地域づくり推進連携協定」を締結
2023年10月1日、静岡県西伊豆町は地域の漁業を活用して観光、教育、そして地域経済の活性化を目指す「西伊豆町海業地域づくり推進連携協定」を締結しました。この協定は、西伊豆町長の星野浄晋氏のもと、漁協や観光協会、教育機関など8つの機関が参加し、持続可能な海業の仕組みを構築することを目的としています。
協定締結式の概要
協定の締結式は、午後1時30分から午後2時30分まで、西伊豆町役場の多目的スペースで行われました。出席者には、町長や協定に参加する機関の代表者が名を連ね、第一部では挨拶や協定書への署名が行われ、その後、記念撮影や質疑応答が行われました。
海業の推進と新しい取り組み
西伊豆町では、漁港を観光や教育、経済活動の接点として活用し、「海業」と称する地域活性化の取り組みに力を入れてきました。その中で、様々なプロジェクトが展開され、特に注目されるのが、コロナ禍においても地域経済の活性化に寄与するような先進的なプログラムです。具体的な取り組みとしては、以下があります。
- - はんばた市場: 遊休漁港を活用した地産地消の直売スペース。農水産物が集まり、地域の新鮮な食材が手に入ります。はんばた市場の詳細はこちら
- - ツッテ西伊豆: 地域通貨との交換システムを使い、釣った魚を観光体験に還元できる仕組みが整備されています。ツッテ西伊豆の詳細はこちら
- - 海釣りGO!!: デジタル釣り場の予約システムを開発し、釣り愛好者に向けた新しい楽しみ方を提供しています。海釣りGO!!の詳細はこちら
- - 西伊豆&ANGLER: 釣りを通じて新しい移住者を受け入れるプログラムを展開し、地域の漁協の組合員が増えるような取り組みも行っています。西伊豆&ANGLERの詳細はこちら
これらの施策は、全て地域住民だけでなく観光客にも利益をもたらし、さらに地域の賑わいや経済の発展を狙っているのです。
海業モデルの全国的な影響
西伊豆町は、これまでの取り組みを基に全国的な海業のモデルケースとしての地位を確立し、他の地域と連携しながら新たな観光資源の開発を進めていく考えです。これによって地域全体が活性化し、持続可能な形での発展が期待されています。
このように西伊豆町の新たな挑戦は、地域経済の活性化だけでなく、観光の振興や教育プログラムの充実にもつながることから、多方面にわたる恩恵がもたらされることでしょう。今後の西伊豆町の海業に期待が寄せられます。