企業のIT環境を変革する新AIサービス「DAIJIN」の登場
アローサル・テクノロジー株式会社が新たに発表した「DAIJIN」は、企業のAI活用を次のステージへ引き上げる革新的なサービスです。2025年4月17日から利用可能となるこのサービスは、Microsoft Azureを基盤にした業界標準プロトコル「MCP」に準拠し、企業内での安全で拡張性の高いAI環境を構築することを目的としています。
開発の背景
近年、ChatGPTを活用した生成AIツールが急速に普及する一方で、企業内での導入においては情報漏洩やガバナンスの課題が浮上しています。具体的には、ナレッジの属人化や業務効率の悪化、さらにはシステム導入後の利用定着の難しさが挙げられます。アローサル・テクノロジーは、これらの課題を解決し、企業が自社データを安全に扱いながらAIの利点を最大限に活用できるようにするために「DAIJIN」を開発しました。
DAIJINの特長
「DAIJIN」は、企業の業種や業務に即したAI環境を構築することができるパッケージサービスで、以下のような特長を持っています。
1.
業界標準「MCP」準拠
MCPに準拠することで、社内の既存ツールやAPI、データベースと柔軟に連携が可能です。これにより、ベンダーロックインを避けつつ、将来的な拡張性も担保されています。
2.
Microsoft Azure AI Foundry基盤
Microsoftの提供する統合AI開発環境を活用することで、開発から運用までのセキュリティがしっかりと保障されています。特に、金融機関水準のセキュリティ要件にも対応可能な高度なアクセス制御とログ管理機能を備えています。
3.
サイバーセキュリティ企業との連携
組み込まれたMCPサーバーはMicrosoftによって公式認定を受けており、外部のセキュリティベンダーと協力して脆弱性チェックや構成診断を行うことができます。
4.
コスト効率と迅速な導入
他社と比較しても、DAIJINは導入コストを約半分に抑えることができるとされています。最短で2週間からのスモールプランが用意されており、段階的に導入を進めることが可能です。
活用範囲と導入メリット
DAIJINの導入により期待される効果は以下の通りです。
- - 社内FAQや人事・総務支援:問い合わせ対応業務の最大70%を自動化し、工数を削減します。
- - バックオフィス自動化:業務の属人化を防ぎ、オペレーションの標準化を進めます。
- - 営業資料の共有支援:情報検索時間の短縮により、提案スピードを向上させます。
代表取締役のコメント
アローサル・テクノロジーの代表取締役社長、佐藤拓哉氏は、「企業がAI技術の恩恵を受けるためにはセキュリティ整備が不可欠です。DAIJINは、業界標準技術と堅牢なプラットフォームを組み合わせ、企業が安心して独自のAI戦略を推進できる環境を提供します」と述べています。
会社情報
アローサル・テクノロジー株式会社は、2013年に設立され、主にAIを活用したDX推進や研修事業を展開しています。特に非エンジニア向けのAI研修に注力し、10,000名以上に導入実績があります。
会社概要
- - 社名:アローサル・テクノロジー株式会社
- - 所在地:東京都港区北青山2-7-20
- - 資本金:1億円
- - 従業員数:30名(2025年3月時点)
- - 事業内容:AIを用いたDX推進や研修事業、自社メディア企画・運営