未来の製造業を考える「Deep Tech Forum + Startup Showcase NYC 2025」
2025年9月23日、ニューヨークのBrooklyn Navy Yardで、「Deep Tech Forum + Startup Showcase NYC 2025」が開催される。このイベントは、ディープテック分野に特化したベンチャーキャピタルであるMonozukuri Venturesと、ニューヨークを拠点にする非営利団体のNew York Roboticsが共催するもので、参加者はスタートアップ、企業、投資家、政策関係者を含む500名以上が見込まれている。
イベントの目的とテーマ
本フォーラムは、製造業と物流が「コストセンター」という枠を超えて「戦略的成長の源」となる可能性を模索する。様々な業界の参加者が一堂に会し、展示とカンファレンスを並行して行うことで、技術面での協力と新たなビジネスモデルを生み出すことを目指す。
特に、現在の製造業は構造的な変化に直面している。生成AIやデジタルインフラの急拡大によりエネルギー需給が逼迫しており、さらに労働力人口の変化や地政学リスクの高まりがグローバル・サプライチェーンを再構築する必要性を生じさせている。これらの課題をクリアするためには、製造・物流を単なるコストではなく、企業戦略の中心に据える再定義が必要である。
Energetic and Sustainable Solutions
特に注目すべきは、エネルギーの利用効率の最適化だ。コスト競争力を極めるためには、単なる工場レベルの効率化だけでなく、バリューチェーン全体に対する「エネルギー消費」も見直さなければならない。本フォーラムでは、これを実現するための実践的なアプローチが紹介される。
Brooklyn Navy Yardの特別な環境
イベントの会場であるBrooklyn Navy Yardは、歴史的な造船所であり、現在は先端技術と製造業の中心地として新生した場所だ。Newlabなどのハードウェア系スタートアップが集まり、先端製造のエコシステムを形成している。この場での開催は、地域に根ざした実践的なディープテックの推進に資するものと位置づけられている。
プログラムの内容
- - Deep Tech Forum(カンファレンス):先端製造やスマート物流などをテーマにしたセッションが予定されている。
- - スタートアップ展示(Startup Showcase):エネルギーやライフサイエンスなど多様な分野から50〜100社のスタートアップが出展する。
- - デモデー+投資家交流会(招待制):選抜されたスタートアップが自社の技術をアピールする場も設けられる。
チケットと料金
チケットは、早割での購入が可能で、一般経済パスは49.95ドル、学生パスは14.95ドル。スタートアップや投資家向けに特別なパスも用意されている。
- - 一般パス(Conference + Startup Showcase):49.95ドル
- - スタートアップパス:499.95ドル
- - 学生パス:14.95ドル
主催者について
Monozukuri Venturesは、米国と日本を拠点とするディープテック・ロボティクスに特化したベンチャーキャピタルであり、New York RoboticsはNYのロボティクススタートアップを支援する重要な役割を果たしている。これらの組織が共催する本イベントは、参加者にとって新たなビジネスチャンスを提供し、製造業の未来を考える重要な機会となるだろう。
【申し込み・詳細】
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