2026さっぽろ雪まつりに期待が高まる!
2026年の冬、さっぽろ雪まつりがいよいよ幕を開けます。今年の目玉は、大通4丁目のSTV広場に設置される大雪像「祈り〜縄文からのメッセージ〜」です。この作品は、縄文時代の心を現代の私たちに届ける特別な作品として注目されています。
縄文時代の魅力を再発見
縄文時代とは、約1万5000年前から2400年前まで続いた日本の先史時代です。この時代、人々は自然と共存し、そこから食物や道具を得て生活していました。縄文人は、森や海、川などの自然の恵みを敬い、それらを生活の基盤として大切にしていたと考えられています。
この大雪像の中心には、「中空土偶」が位置しています。愛称「茅空(カックウ)」と名付けられたこの土偶は、約50年前に函館市の南茅部町で偶然発見されました。土偶は、縄文人の精神性や彼らが持つ自然への畏敬の念を物語っており、見る者に何かを語りかけるような表情が特徴です。
自然への感謝を表現
大雪像の制作には、さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会・第3雪像制作部会が関わっています。これまで多くの作品を手掛けてきた技術者たちが集まり、長年の経験を駆使して、この壮大な雪像を作り上げます。今年のテーマは「人は自然の一部」で、木々や鹿、水の流れなど、自然の恵みを表現するために多くの工夫が施されています。
また、土偶の周囲には「狩りをする縄文人」が配置され、自然との深いつながりが視覚的に表現されています。現代社会に生きる私たちは、便利さを求めるあまり、自然に対する感謝の気持ちを忘れがちですが、この大雪像を通じて、その大切さを再認識する機会となるでしょう。
雪まつりの詳細
さっぽろ雪まつりは2026年2月4日(水)から11日(水・祝)まで開催されます。大雪像のサイズは幅20m、高さ13m、奥行き18mという圧巻のスケールを誇り、使用する雪の量はおおよそ520台分のトラックに相当する5tを予定しています。
監修について
このプロジェクトには一般財団法人 道南歴史文化振興財団の監修も入っており、縄文時代の歴史的な要素を取り入れながら、現代の解釈を加えた作品が生まれます。見れば見るほど、新たな発見があるかもしれません。
最後に
冬の美しい雪に包まれたさっぽろ雪まつりで、この大雪像を通じて縄文人の豊かな精神世界に触れることができるでしょう。ぜひ、多くの方に足を運んでいただき、自然と人との関係を再考する時間を持っていただきたいと思います。この機会に、縄文時代の心と、日本の自然への感謝を感じてみませんか?
詳しい情報は公式イベントページやSNSでも紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください!
- - STVイベントHP: こちら
- - X(@stv_event): こちら
- - Instagram(@stv_event): こちら