投資女子のボーナス使い道を調査
冬のボーナスシーズンが近づく中、彼女たちの使い道に変化が見られています。特に、物価が高騰する中、
投資を始めた女性たち(以下、投資女子)に焦点を当てて、株式会社ハナミラが実施した調査の結果を詳しく見ていきます。
冬のボーナスの使い道
調査によると、投資女子たちはボーナスを以下のように使うことがわかりました。まず、最も多くの回答を集めたのは
株式投資で、65.8%が「今年の冬のボーナスを株に使う」と回答しています。そのほかには「旅行・レジャー」「自分へのご褒美」と続き、学びへの投資を優先する意見もありました。
アンケート結果の概要
特に興味深いのは、投資を始める前と後での使い道の変化です。投資を始める前は、ボーナスの使い道の1位が「貯蓄」で69.8%を占めていましたが、個別株投資を始めた後、その割合は33.3%に減少しました。一方で「株」の割合は、わずか2.3%から57.7%に変化。
このシフトは、投資女子たちが貯蓄からボーナスを使って資産形成へと舵をきったことを示しています。多くの女性が、冬のボーナスを将来への投資と位置づけていることが伺えます。
調査結果に見る投資意識の変化
調査は147名のハナミラ受講者を対象に実施され、個別株投資の開始時期については、58.5%が1年以内に始めたと回答。その多くが2024年の新NISA開始を契機に投資に踏み切ったことを示しています。このように、新NISA元年となる2024年を迎えて、投資を始めた女性たちが増加しているわけです。
さらに、投資女子たちのボーナス支給の期待についても、約半数が「支給がある」と考えているようです。その支給額は、51〜99万円が最も多く、次いで31〜50万円、11〜30万円の順です。このような背景から、冬のボーナスの使い道は、単なる消費ではなく、未来に向けた投資に向かう傾向が強いことがわかります。
投資女子たちの価値観
実際、調査に回答した投資女子の多くが「消費から投資へ」と考え方が変わったことを示しています。「浪費と投資の区別ができるようになった」という声も多く、私生活においても、将来を見据えた価値のある選択をするようになったとの結果が出ています。また「自分の人生をデザインする自信がついた」という意見もあり、投資を通じて自由度と選択肢を広げていることが伝わります。
学びへの投資が重要視される背景
中でも特筆すべきは、「学びへの投資」です。42.3%の投資女子が今後学びを重視したいと考えており、知識やスキルの取得にボーナスを使おうとする意識が高まっています。これは、自己成長やより充実した人生を求める姿勢の表れと言えるでしょう。ハナミラの代表、松下りせ氏もこの結果に共感を示し、投資における意義と自己投資の重要性を強調しています。
まとめ
この調査結果から見えてくるのは、投資女子たちのボーナスの使い道が従来の消費から資産形成へと大きく変わったということです。新NISAの導入を機に、金融リテラシーを持った女性たちの姿が浮かび上がります。将来への投資を真剣に考え始めている彼女たちの動きは、今後も注目されるべきポイントです。