最先端のレーザーピーニング技術が愛知県で体験可能に
近年、金属表面改質技術の進歩により、産業界では疲労寿命を延ばす革新的な方法が求められています。その中でも、レーザーピーニングは注目の手法です。この技術は、短パルスレーザーの衝撃波を利用して金属表面に圧縮残留応力を導入し、耐久性を飛躍的に向上させることができます。軽量化にも寄与するこの技術は、様々な産業での応用が期待されています。
業界初の公開実演が迫る
公益財団法人名古屋産業科学研究所は、国内初となる可搬式レーザーピーニング装置の公開実演を行います。このイベントは、愛知県内で行われる二つの重要な催し、産業ワークショップ(11月17日)と国際シンポジウム(11月20日)にて実施されます。両イベントは無料で、事前申し込みを受け付けていますが、各会場の定員は50名と限られているため、早めの申し込みをお勧めします。
参加者は、実際にレーザーピーニング装置を体験できる貴重な機会を得ることができます。また、ポータブル残留応力測定装置との併用により、現場での効果を“見える化”するデモンストレーションも行われるため、実際の導入に向けた可能性を具体的に感じることができるでしょう。
産業ワークショップと国際シンポジウムの詳細
産業ワークショップ
- - 日時: 2025年11月17日(月) 13:30〜16:40(受付開始 13:00)
- - 会場: 愛知県技術開発交流センター(刈谷市)
- - 内容: 国内トップの研究者や企業技術者による講演と装置デモ
- - 定員: 先着50名、参加費無料
- - 申し込み締切: 11月13日(定員到達次第終了)
国際シンポジウム
- - 日時: 2025年11月20日(木) 12:30〜18:30(受付開始 12:00)
- - 会場: あいち産業科学技術総合センター 1階 講習会室(豊田市)
- - 内容: 国内外の研究者や企業技術者による講演、デモ、あいちシンクロトロン光センター見学、ネットワーキング
- - 言語: 原則英語(講演は英語のみ)
- - 定員: 先着50名、参加費無料
- - 申し込み締切: 11月17日(定員達成次第受付終了)
このような機会を通じて、参加者は最新技術への理解を深め、将来的な業務に役立つ知識を得ることができます。また、名古屋産業科学研究所は地域の産業科学の発展に寄与することを目的とした公益財団法人です。特に、“知の拠点あいち重点研究プロジェクト”という地域の研究開発を支援する施策のもと、より発展的な成果の創出を目指しています。
おわりに
産業界において競争力を高めるためには、新しい技術への理解と迅速な導入が求められています。このレーザーピーニング技術に関するイベントに参加することで、その可能性を体感し、未来の技術者としての資質を養う貴重な体験を得ることができるでしょう。ぜひ一度足を運んで、この機会を逃さずに新たな知識を深めてください。