アサンテとウェザーマップが提携、シロアリ発生状況を可視化する新サービス

近年、シロアリによる被害が深刻化する中、株式会社アサンテは気象会社のウェザーマップと手を組み、シロアリの発生状況をリアルタイムで確認できる「シロアリ実況マップ」を発表しました。このマップは、Googleマップを基にしたもので、アサンテが受けた申し込みや問い合わせの地点、またシロアリ防除や床下診断を行った地点を日毎にプロットし、羽アリやシロアリの発生状況を視覚的に表示します。特に、過去のデータに基づいてシロアリが群飛する時期や地域を把握できるため、ユーザーは自宅の安心安全を守るための情報をすぐに得ることができます。

シロアリの群飛は、国内で広く生息するヤマトシロアリの特有の習性で、例年4月から6月にかけて発生します。この時期は、温暖な気候によって羽を持ったシロアリが巣を離れて新たな巣を作り始めるため、特に注意が必要です。アサンテではこの群飛が起こる条件を科学的に分析し、治療や予防策の提供に活かします。

新たに始まった「羽アリ群飛アラート」は、過去の気象データと現在の気象データを基に毎日の群飛予想を行います。アラートは、警戒レベルとして三段階に分類され、日々の気温や天候に関連付けながらタイムリーに配信される仕組みです。アサンテとウェザーマップは、このシステムによりユーザーに適切な情報を提供し、シロアリ対策への理解を深めてもらうことを目指しています。

さらに、シロアリ実況マップでは、定点観測写真も掲載しており、各地のシロアリの発生状況を確認できる機能も提供されています。このデータは、シロアリの生態や活動状況を深く理解するための貴重な資料となります。

アサンテは1970年に創業し、シロアリ対策に特化して長い歴史を持っています。企業理念には「人と技術を育て、人と家と森を守る」を掲げており、お客様の安全を第一に考えて日々努力しています。また、アサンテはSNSを通じても多くの情報を発信しており、公式YouTubeチャンネルやInstagram、X（旧Twitter）などでシロアリに関する注意喚起や情報を現在更新中です。

この「シロアリ実況マップ」は、シロアリ対策において画期的なサービスと言えるでしょう。シロアリ被害を未然に防ぐためには、リアルタイムの情報が不可欠です。これにより、多くの家庭での被害予防が期待されます。アサンテとウェザーマップの協力により、今後もシロアリ対策が進化していくことが期待されます。