株式会社ラボルが約32億円の資金調達を実施
株式会社ラボルは、2023年に約32億円の資金調達を実施したと発表しました。この資金は、同社が推進するフリーランス向けの金融サービスのさらなる拡充を目指したものです。具体的には、約10億円が第三者法人からのエクイティとして調達され、さらに約22億円がデット資金として複数の金融機関から融資されました。
資金調達の目的と背景
ラボルは、「あらゆる人々に平等なお金の価値を」というビジョンのもと、オンライン金融サービスを展開しています。同社の主力製品であるAIファクタリングサービス「labol」や、事業費用を後払いできる「labolカード払い」を通じて、フリーランスおよび小規模事業者(SMB)が抱える資金の課題を解決しています。
最近、フリーランスという働き方が社会において急速に浸透してきた背景には、人口減少や労働力不足がありました。また、2024年に施行される「フリーランス保護新法」が、フリーランスの雇用条件を整えることにも寄与しています。しかし、資金繰り支援手段が限られているため、従来の金融機関の審査ではフリーランスが望む金融サービスを受けることが難しいという現状もあります。
ラボルはこれらの課題を解決するため、AI技術を駆使して、審査の精度と速度を改善し、迅速で容易な資金調達を実現しています。この度の資金調達により、既存のサービス機能の強化や新たなM&A、AI研究開発、組織の強化に力を入れていくことになります。
各投資家からの期待
この資金調達に参加した投資家たちは、ラボルのビジョンに対する期待を寄せています。
- - WMパートナーズの社長は、フリーランスが適切な金融サービスを受けるための取り組みに感銘を受けています。
- - みずほキャピタルは、オンライン型の金融サービスとしてのラボルの成長を見込んで大きな期待を寄せています。
- - XTech Venturesは、フリーランスの安定した収入管理の重要性を強調し、多角的なサービスを通じて彼らの日常に安心感を確保しています。
フリーランス支援の未来
資金調達の成功は、ラボルが掲げるフリーランス支援のための重要な一歩となります。今後も、同社はフリーランスと小規模事業者を対象に、使いやすい金融サービスを提供し続けることで、さらなる成長を目指しています。また、既存サービスの機能改善や新規事業の開発も進め、フリーランスが抱える多様なニーズに応えていく計画です。
ラボルはそのチャレンジャーバンク構想を基に、フリーランスが事業や生活の中で不自由を感じることのない社会を実現するために、今後も邁進していきます。
会社概要
代表者:建部 大
所在地:東京都渋谷区道玄坂一丁目20番8号寿パークビル7階
URL:
https://labol.co.jp/
代表者:都木 聡
所在地:東京都渋谷区桜丘町1番1号渋谷サクラステージSHIBUYAタワー21階
URL:
https://ceres-inc.jp/