神奈川県大和市で、地元の小学生たちのユニークなアイデアを反映したオリジナルスイーツが、2025年の8月1日から31日までの間、期間限定で販売されることが決まりました。このプロジェクトは、大和市後援のもと開催された「小学生商品開発コンテスト」に端を発し、応募総数は約400件にのぼりました。コンクールを通して注目されたのは、子どもたちの創造力を育てることと地域活性化です。
コンテストを運営したのは、小学生商品開発コンテスト実行委員会で、委員長の井上貴雄氏の指揮の下、地域に根ざした食育の一環として実施されました。選ばれた6つの作品は、地元で人気のあるイタリアン&パティスリー店「TAKCAFE」と、46年の歴史を持つ「御菓子司 みよしの」の職人たちによって商品化されました。
小学生のアイデアが生んだ6つのスイーツ
それぞれの作品は、参加した子どもたちの自由な発想から生まれたもので、特に印象的なアイデアが詰まっています。以下は、グランプリに選ばれた6作品の紹介です。
1.
メロンDEヤマトン
考案者:ねねちさん
販売店舗:TAK CAFE中央林間/相模大塚
このカップデザートは、大和市のキャラクター・ヤマトンと夏を楽しむ物語を感じさせる一品。たっぷりのメロンとバニラムースを重ねた三層仕立てに、鮮やかなメロンゼリーが飾られています。
2.
フルーツシュークリーム
考案者:りぴんぐさん
販売店舗:TAK CAFE相模大塚
「フルーツがいっぱいのシュークリームが食べたい!」とのストレートな願いを実現したこのスイーツは、旬のフルーツをふんだんに使用した贅沢な一品です。
3.
大和ルージュタルト
考案者:めめさん
販売店舗:TAK BAR
人気の赤いスイートコーンを使用したタルトは、チーズ生地との重ね焼きによってサクサク感が際立ち、見た目にも美しい仕上がりになっています。
4.
トリプルダンゴ!
考案者:Shotaで〜す!さん
販売店舗:御菓子司 みよしの
「一度に3つの味を楽しみたい!」というコンセプトのもと、あん、きなこ、そしてパイナップルジャムをトッピングしたお団子が登場。食べる楽しさを存分に感じさせる一品です。
5.
ゆきでつくったうさぎ
考案者:あいちゃんさん
販売店舗:御菓子司 みよしの
見た目の可愛らしさと爽やかな風味を兼ね備えたこの和菓子は、視覚でも涼を感じられるよう工夫されています。
6.
コーン水ようかん
考案者:ホゲータさん
販売店舗:御菓子司 みよしの
旬のとうもろこしを使用したこの和菓子は、予想を超えたクリーミーな口当たりが特徴です。野菜の枠を超えた新しいスイーツとして注目されています。
コンテスト開催の背景と子どもたちの成長
このコンテストは、食への関心を高めることや、地域とのつながりを考慮したイベントとして設定されました。参加した子どもたちは、商品化を通じて「アイデアを形にする喜び」、「感謝の心」、「旬の魅力を発見する体験」、「笑顔を生み出す仕事のやりがい」を育む機会を持つことができました。
実行委員会の井上委員長は、「このコンテストが未来のクリエイターたちの夢への一歩となることを願っている」と語ります。
また、子どもたち自身の創造性を引き出すこの経験は、彼らにとって「自分の好きなことが他者を喜ばせる可能性を知る」大切な瞬間となりました。こうした学びの場を提供することで、大和市の未来をより豊かに、そして明るく照らすことを目指しています。
取材のご案内
報道関係の皆様、是非このプロジェクトに関する取材をお尋ねください。子どもたちの夢やアイデアが詰まったスイーツを是非媒体で取り上げていただければ嬉しく思います。出発点としてのアイデアを形にする貴重な経験を、今後も地域社会に根付かせていきます。