廃漁網回収プロジェクト
2025-06-11 14:30:33

海洋環境を守る「廃漁網回収プロジェクト」の取り組みを報告

海洋環境保護を目指した廃漁網回収プロジェクトについて



2025年の「海ごみゼロウィーク」に先駆け、静岡県東伊豆町で「廃漁網の回収とリサイクルプロジェクト」が開催されました。このプロジェクトは、株式会社リファインバースグループの主導により、広く環境保護の意識を呼びかけるために行われました。今回のイベントでは、総勢27名の学生や企業からのボランティアが集まり、漁網の選別作業を手伝いました。

なぜ漁網のリサイクルが必要なのか


近年、海洋プラスチック問題が深刻化しており、特に「ゴーストギア」と呼ばれる放置漁具が海洋生態系に多大な影響を与えています。これを解決するため、PADIジャパンとリファインバースグループは協力し、廃漁網の回収とリサイクルを進めています。漁網のリサイクルには、ナイロン素材だけを再生するため、金属部品をすべて手作業で取り除く必要があります。

ボランティア活動を通じた気づき


今回のプロジェクトは、第三回目を迎え、地元の副町長による開会挨拶でスタートしました。参加者は様々な背景を持つ学生たちで、多くの新しい知識や考え方に触れる機会となりました。たとえば、漁網には多くの金具が使われていることや、選別作業の重要性を実感する時間となり、環境問題に対する意識を高める良い経験となりました。

精力的な作業とその成果


ボランティアたちは、漁網の選別作業に2時間以上をかけ、予想以上の数量を回収することができました。初めて漁網に触れる参加者も多く、手作業の大変さと合わせて、廃棄物の価値に対する新たな認識を持つことができました。

作業後には、回収した漁網から生成された高品質ナイロンペレット「REAMIDE」を使用したノベルティが配布され、参加者たちはその製品のクオリティに驚きました。「こんなに立派な商品になるとは知らなかった!」という声が上がり、循環型社会の重要性を実感する機会となりました。

REAMIDEの再生プロセス


回収された漁網は、リファインバースの自社工場で再生され、高品質なナイロンペレット「REAMIDE」として生まれ変わります。これにより、漁網や廃車エアバッグなどの素材が新たな製品に活用されます。REAMIDEは建材や家電、アパレル製品、オフィス家具など、幅広い用途に利用されており、持続可能な資源循環の実現に貢献しています。

結論


この廃漁網の回収とリサイクルプロジェクトは、環境保護に対する意識を高めるとともに、実際に参加者が手を動かすことで学びを深める機会を提供しました。未来の循環型社会を実現するためには、こうした取り組みを広げていくことが必要です。プロジェクト運営側も、さらなる活動の拡充を目指す中で、一人ひとりが意識を変えることで、環境問題を解決する手助けをしていくことが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社リファインバースグループ
住所
東京都千代⽥区丸の内3丁⽬4-1新国際ビル 6F
電話番号

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