日本最大のCVCコミュニティ発足
2023-01-18 11:00:01

日本最大のCVCコミュニティ「FIRST CVC」が正式発足しスタートアップ支援を強化

日本最大のCVCコミュニティ「FIRST CVC」の正式発足



合同会社ブルーサークルが新たに立ち上げた「FIRST CVC」は、日本国内で最大規模を誇るコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)コミュニティです。このコミュニティは、オープンイノベーションやスタートアップ投資に意欲的な事業会社が集まり、互いに学び合うことを目的としています。

コミュニティの背景


「FIRST CVC」は2021年にクローズドな交流会としてスタートし、すでに150社、200名以上のCVCキャピタリストが参加しています。日本のCVC活動を推進するために、勉強会やネットワーキングイベント、スタートアップとのマッチングなど、多角的なアプローチを行います。これには、みずほ銀行やEY新日本有限責任監査法人、宝印刷といった賛助会員からの支援が寄与しています。

日本のスタートアップ投資の現状


近年、事業会社によるスタートアップ投資の増加が見られ、2021年には9年前に比べおよそ3.2倍の764社になりました。また、CVCファンドの新設も増加し、その規模は約10倍に拡大しています。現在、日本のスタートアップ業界において、事業会社が提供する資金は非常に大きな比率を占めており、これが国内市場全体における資金の動きを大きく左右しています。

「FIRST CVC」の設立経緯


スタートアップとの連携やCVC投資を促進する事業会社は増えていますが、それには多くの課題が伴います。特に、スタートアップと事業会社との間の文化や業務の違いが、コミュニケーションを阻害する要因となることがあります。こうした課題を解決するため、CVC担当者同士が情報を共有し、議論を交わす場として「FIRST CVC」が立ち上げられました。

このコミュニティは、1年足らずで150社以上の参加を得て成長を遂げてきました。現在は、多様な業界や企業規模のCVC担当者が集い、互いに学びを深めることができます。

代表のビジョン


「FIRST CVC」の代表を務める山田一慶氏は、スタートアップと事業会社の連携が新たなシナジーを生み出す可能性を強調しています。日本には多くの優れた事業会社が存在し、スタートアップとの連携を通じて大きな成長を実現できると考えています。しかし、現在の日本のCVCでは、投資ノウハウやスタートアップに対する理解が不十分で、これからの連携において様々な課題を抱えています。

「FIRST CVC」は、業種を超えたナレッジの共有や、相互連携を進めるためのプラットフォームを提供し、事業会社やスタートアップのエコシステムの進化を促進します。日々進化する日本の経済の中で、CVC活動は重要な役割を果たすことが期待されています。

様々な活動内容


「FIRST CVC」では、相互学習の機会やネットワーキングイベントを定期的に開催し、CVC業界全体の活動に関する調査を行っています。主な取り組みとしては、大規模勉強会や小規模なラウンドテーブル、スタートアップとの連携を図るマッチングイベントなどがあり、活動は多岐にわたります。コミュニティの参加者は、各自の経験を活かしながらスタートアップ投資の新たな局面を開くことを目指しています。

結び


「FIRST CVC」は、事業会社とスタートアップが共に価値を創出する社会の実現を目指しています。オープンイノベーションを推進するための重要な基盤となることを期待し、今後の活動に注目が集まります。

会社情報

会社名
合同会社ブルーサークル
住所
東京都渋谷区松濤1-28-2
電話番号

トピックス(経済)

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