AIで細胞分析革新
2025-09-17 16:23:24

AI技術で細胞分析を革新するシンクサイトにファンドが出資

AI技術で細胞分析を革新するシンクサイトに出資



UntroD Capital Japan株式会社が運営するUntroD野村クロスオーバーインパクトファンド(以下「XIF」)は、東京都文京区に本社を置くシンクサイト株式会社への出資を行った。この出資は、AIを活用した高速細胞分析・分取装置の開発を進める同社を支援するものであり、新たな医療技術の実現に向けた期待が寄せられている。

シンクサイトの革新的な技術


シンクサイトは、東京大学及び大阪大学の先端技術に基づいて設立されたスタートアップ企業であり、その目指すところは「一つひとつの細胞から、未来の治療・診断を変える」という理念だ。同社が開発した「VisionSort」は、世界初のAI駆動型細胞分析・分取装置として注目されており、高速イメージング技術とAIを融合した「ゴーストサイトメトリー技術」を採用している。
この技術により、細胞を染色することなく、迅速かつ高精度に分析・分取が可能になる。さらに、その技術は有名なScience誌にも掲載され、高い評価を受けた。

資金調達の目的


今回の資金調達は、シンクサイトが細胞分析・分取装置の研究開発及び運転資金に使用する予定である。特に、シンクサイトのゴーストサイトメトリー技術は、研究領域だけでなく、臨床での検査診断や創薬、細胞治療など、幅広い応用が見込まれていることから、その切り口での資金需要も大きいだろう。

提携の背景


UntroD Capital Japan株式会社は、初期段階からシンクサイトの高い技術力を評価し、リアルテックファンドを通じて定期的に投資・支援を行ってきた。最近では、同社製品が海外市場でも広く導入されるようになり、シンクサイトの成長戦略が実を結びつつあることに大きな注目を集めている。XIFの出資は、これらの成果を踏まえたものだ。
出資の担当者である木村健氏と田中隆也氏は、「シンクサイトが日本発のバイオベンチャーとして、グローバルな市場での成長を続けると信じている」と述べている。

グローバルな展望


シンクサイトは、バイオテクノロジー分野において、革新的な医療ソリューションの提供を目指しており、その成長はライフサイエンス領域全体の進展に寄与すると期待されている。今後、XIFはシンクサイトとともに、医療の未来を支える技術開発に向け、さらなるサポートを行っていく意向を示している。

シンクサイトについて


  • - 設立年月:2016年2月
  • - 所在地:東京都文京区本郷七丁目3番1号東京大学アントレプレナープラザ
  • - 代表者:勝田和一郎
  • - 事業内容:光学/AI等の先端技術を用いた再生医療、創薬、診断分野の革新に特化した細胞分析・分離プラットフォーム技術
  • - 公式サイトシンクサイト株式会社

このように、科学技術の進化が医療の現場にもたらす影響は計り知れず、シンクサイトの今後の展開が非常に楽しみである。医療業界におけるAI技術の進化により、ますます多くの命が救われることを期待したい。


画像1

会社情報

会社名
UntroD Capital Japan株式会社
住所
東京都港区虎ノ門2-2-1住友不動産虎ノ門タワー 17F
電話番号
03-6630-1000

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。