新鋭ブランドNothingが注目を集める
2023年10月12日、イギリスのデジタル製品ブランドNothingが5000万ドル(約56億円)の資金調達を達成したことを発表しました。この資金は、新製品の研究開発に充てられる予定です。
Nothingは、半導体大手のQualcommとの業務提携も発表し、今後の製品にQualcommのモバイルプラットフォームを採用することが決定しました。この提携は、Nothingが描く未来のデジタルエコシステムを加速させる重要なステップとされています。
これまでNothingは、初の製品であるワイヤレスイヤホン「Nothing ear (1)」を8月に発表し、わずか2ヶ月で販売台数が10万台を突破するなど、業界の注目を集めています。CEOのCarl Pei氏は「耳(ear)を通じて、我々は独自のデザインと体験を提供することで、競争の激しい市場でも生き残るための新たな道を切り開くことができる」と語っています。
Qualcommとの提携の意義
今年の資金調達に加え、Qualcommとのパートナーシップは、Nothingの成長に大きな影響を与えることでしょう。QualcommのEU副会長Enrico Salvatori氏も、「Nothingと共にエコシステムを構築できることを非常に嬉しく思っており、5G接続により革新的で素晴らしいユーザー体験を提供できると確信している」とコメントしています。
この提携により、近い将来、Nothingがどのような製品を生み出すのか、そしてどのようにデジタル体験が進化していくのか、多くの人々が注目しています。ワイヤレスイヤホンの成功を受けて、今後の事業展開が非常に楽しみです。
Nothingブランドの背景
Nothingは2020年にロンドンで設立され、デザイン性と使いやすさを追求したデジタル製品を展開しています。企業名の由来は、人間とデジタル製品の間にある障壁を取り除き、シームレスな未来を創造することを目指しているからです。
設立からまだ1年未満ですが、Nothingは業界内での存在感を強めており、AppleのiPodを手がけたTony Fadell氏や、RedditのCEOであるSteve Huffman氏、さらにはGoogle Venturesといった多くの著名人から投資を受けております。2021年には、アンドロイドの父Andy Rubin氏が設立したEssentialを買収し、その後のクラウドファンディングイベントで54秒で150万ドルの記録を達成しました。
現在Nothingでは、新たな製品ラインナップの開発も進行中です。日本市場においても、最高品質のデジタル製品を提供できるよう努めています。
最新情報は、公式サイトやSNSを通じて確認できます。興味がある方は、この機会にぜひフォローしてみてください。
公式サイト:
https://nothing.tech/
日本公式サイト:
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今後のNothingの展開から目が離せません。