大和証券、ケップルに資本参加
2024-07-12 11:05:23

大和証券グループ本社、ケップルグループに資本参加し業務提携へ - スタートアップエコシステムの活性化目指す

大和証券グループ本社、ケップルグループに資本参加し業務提携へ - スタートアップエコシステムの活性化目指す



株式会社ケップルグループは、大和証券グループ本社による資本参加と業務提携に向けた基本合意書を締結したことを発表しました。

ケップルグループは、「Create New Industries 世界に新たな産業を」をミッションに掲げ、スタートアップエコシステムの発展に貢献するため、起業家や投資家の課題解決を支援する様々なサービスやプロダクトを提供しています。2022年には、未上場株式のダイレクトセカンダリー特化型ファンド「Kepple Liquidity 1 号投資事業有限責任組合」を設立し、日本におけるセカンダリーマーケットの活性化を推進してきました。

近年、グローバルではスタートアップの資金調達とともに未上場株のセカンダリー取引が拡大し、セカンダリー市場の適切な機能は、スタートアップが上場前に高い成長を長く継続することに貢献しています。結果として、近年ユニコーン企業の誕生が活発化しています。

日本でも、官民でスタートアップの長期成長におけるセカンダリー市場の重要性が認識され始めています。2022年11月に政府が策定した「スタートアップ育成 5 か年計画」でもセカンダリー市場の重要性が言及され、今後も成長が見込まれます。

このような国内外の状況を踏まえ、ケップルグループは、大和証券グループ本社から資本参加と業務提携の申し出を受けました。大和証券グループ本社は、ケップルグループがこれまで培ってきたスタートアップエコシステムへの知見と実績を高く評価したとのことです。

今回の業務提携を通じて、ケップルグループは、成長ポテンシャルが見込まれる国内セカンダリー市場に関する知見を大和証券グループ本社へ提供します。一方、大和証券グループ本社からは金融ノウハウや金融商品開発に関する知見を獲得し、スタートアップ企業のニーズに最適化された資金調達、Exit 支援、M&A などのサービスを提供していく予定です。

ケップルグループの代表取締役 CEO 神先孝裕氏は、「この度大和証券グループ本社との資本提携を発表できることを嬉しく思います。アベノミクス以降、スタートアップエコシステムへの資金と人材の流入が続いてきましたが、およそ10年経ち次のフェーズへの移行を迫られていると感じています。ケップルグループは、スタートアップエコシステムの発展に向けてこれまでチーム一丸となって各事業に取り組んできましたが、今後は大和証券グループ本社とともに、スタートアップエコシステムへの支援を一層強化してまいります。」とコメントしています。

今回の資本参加と業務提携は、スタートアップエコシステムの更なる活性化、そして日本の経済成長に貢献する取り組みとして期待されています。


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