新リース会計基準に向けた新たな取り組み
株式会社ソフテスは、2025年8月25日付で「リース資産管理ソリューション」の新リース会計基準対応版をリリースします。このソリューションは、リース業務を効率化し、SAP ERPやSAP S/4HANA上での管理を円滑に行えるものです。
リース資産管理ソリューションの特徴
このソリューションは、従来のSAP標準機能ではカバーしきれない自動計算や仕訳の転記を行うことが可能で、日本の会計基準や国際財務報告基準(IFRS)第16号に則ったリース資産の管理とレポート作成を実現します。特に、2027年4月から適用される新しいリース会計基準への適応が求められる中、効率的な業務運用を支援するために、多くの新機能を追加しています。
主な機能のポイント
- - 業務の簡素化: ユーザーは資産マスタを登録するだけで、リースの判定や割引資産価値の算出、それに伴う資産・債務の計上、未払い消費税の計上が全て自動で行われます。
- - 契約の一元管理: 各部門の契約情報をシステム上で統合的に管理できます。これにより、書類管理の手間が大幅に軽減されます。
- - 複数基準への対応: 日本の会計基準およびIFRS対応の仕訳処理や判定方法をサポートし、報告書の出力が基準別に可能です。
- - スムーズな資産移行: 既存資産を新基準に移行する際の負担を軽減するために、完全遡及や修正遡及も対応しています。
- - 自動判定機能: ユーザーが設定した適用年月日にもとづき、現行基準と新基準の判定が自動で行われます。これにより人的判断が必要なくなり、業務の正確性が向上します。
新リース会計基準について
新しいリース会計基準は、2024年9月13日に企業会計基準委員会(ASBJ)が発表したもので、2027年4月1日以降に開始される連結会計年度と事業年度から適用されます。新基準により、日本基準と国際基準との整合性が向上し、企業の財務諸表の透明性が確保されます。主な改正点には、リースの定義の見直しや適用範囲の拡大、すべてのリースのオンバランス処理の統一などが含まれます。
この新基準をお客様が円滑に導入できるよう、ソフテスは引き続きサポートしていきます。リース資産管理の効率化と、透明性の高い財務報告の実現に向けて、ぜひ「リース資産管理ソリューション」のご利用を検討していただきたいと思います。
株式会社ソフテスについて
ソフテスは1997年に設立され、SAP社が提供するシステムの導入や運用サポートを通じて、企業の経営改革や業務プロセスの革新をサポートしています。SAPゴールドパートナーとして、お客様に最適なソリューションを提供し続け、多数の企業に導入されている実績があります。
詳細については、ソフテスの公式ウェブサイトをぜひご覧ください。