市制記念日を祝った川崎市の特別給食
川崎市で行われた特別な給食イベントが話題を呼んでいます。令和7年7月3日(木)、川崎市立渡田中学校で、地元のソウルフードをアレンジした「ニュータンタンメン風春雨スープ」が提供されました。これは、川崎市のSDGsへの取り組みや健康な食生活を推進する一環として実施されたものです。
和気あいあいとした給食時間
この日の給食には、川崎市長も参加し、生徒たちと一緒に楽しいひとときを過ごしました。「市制記念日はどのように過ごした?」と生徒に話しかける市長の姿は、和やかな雰囲気を醸し出し、参加した生徒たちも楽しんでいました。生徒の中には、「市長がフレンドリーで楽しかった」との声もあり、給食時間が特別な思い出になったようです。
地元食材を活かしたメニュー
「ニュータンタンメン風春雨スープ」の新しいレシピは、川崎の地産地消に重点を置き、地元のJAセレサ川崎と元祖ニュータンタンメン本舗のコラボレーションによって実現しました。このスープには、「かわさきそだち」として知られる新鮮な地元野菜や香辛子が使用されています。特に、川崎市産のたまねぎや香辛子は、このメニューの重要な要素です。
イベントの詳細
当日、給食は12時10分から12時45分までの間に行われ、参加生徒32名を含む多くの生徒がオンラインでその様子を見守りました。出席者には、川崎市長や元祖ニュータンタンメン本舗の代表、JAセレサ川崎の組合長、南部学校給食センターの栄養士たちが名を連ねました。
この特別なメニューの背景について、代表取締役の五十嵐正悟氏は「生徒に食を通じて楽しみを提供できることを願っています」とコメント。また、JAセレサ川崎の西野智洋都市農業振興課長は、「今回の給食が生徒にとって特別な体験になってほしい」と語りました。
給食メニューの紹介
この日の献立は、以下の通りです。
- - ごはん
- - とり肉の揚げあえ
- - 塩だれ野菜
- - ニュータンタンメン風春雨スープ
- - 牛乳
特に、春雨に変更したことで、麺ののびが気にならず、栄養価の高い具材がたっぷりと使われたこのメニューは、生徒たちに好評でした。「スープがおいしかった」「卵がふわふわしていて良かった」といったポジティブな感想が聞かれました。中には、さらなる辛さを求める声もあり、今後のメニュー改善の参考になりそうです。
健康な給食へ向けた取り組み
川崎市では、今後も「健康給食」を目指して取り組みを続けていきます。今年の中学校給食献立コンクールでは、生徒自身が考案した献立の提案もあり、地域の特色を活かしつつ、栄養バランスのとれた食事を提供していく方向性が示されています。このコンクールの詳細については、川崎市教育委員会にお問い合わせください。
川崎市は、これからも健康で楽しい給食を通じて、地域の子どもたちに良い食文化を伝えていくことを目指しています。