レノボが新しいモバイルワークステーションを発表
2025年5月、レノボ・ジャパンが新たにAMD搭載のモバイルワークステーション、「ThinkPad P14s Gen 6 AMD」と「ThinkPad P16s Gen 4 AMD」を発表しました。これらの新モデルは、最新のAMD Ryzen™ AI PROプロセッサーを搭載し、ビジネスシーンやクリエイティブな作業に最適な性能を提供しています。
ThinkPad P14s Gen 6 AMDの特長
「ThinkPad P14s Gen 6 AMD」は、そのコンパクトなサイズが魅力です。最薄部が約10.9mm、重さも約1.39kgからということで、持ち運びも楽々。また、AI処理に特化した50 TOPSのNPU性能を誇るため、AIタスクを迅速に処理することが可能です。特に個人ユーザーや小規模ビジネス向けに最適化されており、ユーザー自らがバッテリーやメモリの交換を行える設計になっています。
この機種の最大メモリは96GB、ストレージは最大2TBまで拡張できるため、長期的な使用にも対応しています。ディスプレイは14型のWUXGA(1920x1200)、さらには2.8K(2880x1800)のOLEDモデルも選択肢に加わります。インターフェースも豊富で、Thunderbolt 4やUSB Type-A、HDMIなどに加え、RJ-45ポートも標準装備。安定した有線ネットワーク環境が求められる場面でも安心です。
ThinkPad P16s Gen 4 AMDの特長
一方、「ThinkPad P16s Gen 4 AMD」は、エントリー向け及び大企業での大量導入に適したモデルです。こちらもAMD Ryzen™ AI PROプロセッサーを搭載しており、16型の大画面ディスプレイを採用しているため、作業効率が大幅に向上します。特に、ビジネス用の便利なテンキーが備えられていることが特徴で、数字の入力もしやすくなっています。
このモデルでは、動画再生時に約14.4時間、アイドル時には約30.7時間もバッテリーが持続するため、長時間の作業にも対応できます。内蔵グラフィックスはISV認証を受けており、CADや動画編集など、専門的なアプリケーションも快適に動作します。価格もエントリーモデルとしては手頃で、他社製品と比較しても高性能を実現している点が魅力です。
製品詳細と価格
それぞれの製品は、さまざまな構成が用意されています。「ThinkPad P14s Gen 6 AMD」は税込価格で336,600円から、また「ThinkPad P16s Gen 4 AMD」は364,100円からの販売です。発売日は、P14sが2025年5月16日、P16sは5月13日と予定されています。
これからのビジネス環境において、レノボの新しいモバイルワークステーションが提供する快適な作業環境や安定した性能が期待されます。デザイン性と機能性を兼ね備えたこれらのマシンは、プロフェッショナルユーザーに大いに応えることでしょう。