愛犬との防災を考える
ペットと一緒に過ごす中で、自然災害が増える現代において「どう行動するか」を考えることは、飼い主にとって重要なテーマです。特に、南海トラフ地震や台風、豪雨などが頻発するこの時代、愛犬との避難についても真剣に考えなければなりません。そこで、犬とデイリーコンパニオンシップを強化するアプリ「Wan!Pass」を運営するペッツオーライ株式会社は、愛犬家の防災意識を探るため、全国のWan!Passユーザー2,247名を対象に意識調査を行いました。
調査の概要
この調査は、2024年8月20日から30日にかけて、20代から70代以上の愛犬家を対象にインターネット上で実施されました。調査結果からは、犬を受け入れるにあたっての防災対策がどのように影響しているのかなど、多様な視点が浮かび上がりました。
愛犬と防災 - 調査結果のポイント
調査の結果、以下のような意識や行動が見えてきました。
- - 防災対策の認識: 愛犬を迎え入れる際に「防災対策を意識した」と回答したのはわずか10.9%と、まだまだ意識の浸透が不足しています。
- - 避難行動に関する考え方: 災害が発生した時の行動については、69.5%が「自宅が崩壊しなければ自宅待機」と回答し、避難所へ移動するより自宅で待機を選ぶ傾向が見られます。
- - 防災グッズの準備: 72.7%の人々は愛犬用としてフードや飲料水、トイレ用品を備えているが、避難可能な場所やそのルールについての認識は不足しています。
- - 避難所の把握状況: 同伴避難が可能な避難所を知っていると答えた人は9.9%に過ぎず、(避難場所を全く認知していない人は10%)、多くの人が具体的な情報を持っていないことが浮き彫りになりました。
課題と今後の対応
この調査を通じて明らかになったのは、避難所でのペットの扱いに対する不安や、同伴避難が可能な施設が少ないこと、また、各自治体の避難所の受け入れルールの不透明さです。このことから、愛犬と飼い主の両方が快適に避難できる環境の整備が求められていると言えます。特に、ペット同伴の避難所情報の共有や、キャンプ道具を活用した非公式な避難方法の模索が重要視されています。
Wan!Passの取り組み
ペッツオーライ株式会社が提供する「Wan!Pass」は、ペット連れの人々にとって、同伴可能な施設を検索しやすくし、必要な書類をデジタルで保存できる便利なアプリです。また、ドッグトレーナーによるしつけレベルを認定する仕組みもあり、一般的にペットが入れない施設にも入場可能になる制度も備えています。これにより、愛犬と共に充実した社会生活を営むことができるようになります。
防災を考慮したペットライフの重要性を再認識し、愛犬との生活をより安全にするための第一歩として、今後もWan!Passの活用を促進していく必要があります。
まとめ
防災の日にちなんで、愛犬との生活における防災意識を高めるための施策がますます重要になってきました。今後も、ペッツオーライが提供する情報やサービスが、飼い主と愛犬を守るために寄与することを期待しています。