ADJの新動力システム
2022-06-14 09:00:04

エアロディベロップジャパン、ハイブリッド動力システムの量産モデルを予約開始

エアロディベロップジャパンが新たな一歩を踏み出す



エアロディベロップジャパン(ADJ)は、大型ドローンや空飛ぶクルマ向けの新しいハイブリッド動力システムの量産モデルの予約注文を開始しました。この発表は、急成長中のドローン技術において、新たな地平を切り開くものとして注目されています。

ドローン市場の変化



従来、ドローンは主に25kg以下の小型機に限られ、主な用途は空撮や測量、検査などの軽作業にとどまっていました。しかし、近年では大型ドローンの開発が進み、さまざまな重量物を搭載して長時間飛行することが期待されるようになっています。特に、中国やアメリカ、イギリス、イスラエルなどの国々では、大型ドローンや空飛ぶクルマの新興企業が次々と誕生し、業界全体が盛り上がりを見せています。

日本におけるマーケットの拡大



日本でも、ドローンに関する規制緩和が進んでおり、希望のマークが点灯しています。主に「有人地帯上空の飛行可否」および「操縦者目視外の飛行可否」の2つの規制要件に基づいて、これまでレベル1から4に分けられていましたが、最近ではレベル4へ移行する動きが顕著です。これにより、都市部でも大型ドローンによる荷物運送が実現可能となると言われています。

ADJの挑戦とその解決策



しかし、ドローンの実用化には依然として大きな課題があります。それは、動力源の問題です。従来のリチウムイオンバッテリーは、その発電能力が大型ドローンの長時間飛行に不十分であるため、性能の限界に直面しています。ADJはこの課題に立ち向かい、ガスタービンと小型発電機を組み合わせたハイブリッド動力システムの研究を行い、より効率的に発電する手法を開発しています。この新しいシステムは、リチウムイオンバッテリーの約5倍の発電能力を有し、長時間の飛行と大きな搭載能力を両立することが期待されています。

量産モデルの成功な開発



2021年には、ADJはハイブリッド動力システムの試作モデルを完成させ、実際に80kgのドローンを空中に浮かせる試験にも成功しました。続いて、国内のさらなる生産体制を整えるため、国産ガスタービンを使用した量産モデルの開発を進め、2022年6月には出力試験を通過しました。これにより、量産化が現実のものとなり、業界へのインパクトを与えることが期待されています。

Japan Drone 2022に出展



ADJは、2022年6月に幕張メッセで開催されるJapan Drone 2022にて、新たに開発したハイブリッド動力システムの量産モデルを初めて公開します。ブースでは、実際の動力システムの展示のほか、出力試験の様子を記録した映像も上映予定です。また、ADJの創業者である田邊CEOや、開発責任者の太田CTOが来場者をお迎えしますので、ぜひ直接話をしに来てください。

公開の詳細については、Japan Drone 2022の公式サイトから事前登録を行うことで、無料で入場可能です。ADJのブースは、「次世代エアモビリティEXPO 2022 & 大型ドローンゾーン」の商談・休憩ラウンジの向かいにあるので、参加者には見逃せない機会となるでしょう。

代表のコメントと未来の展望



田邊代表は、「我々はガスタービンエンジン駆動発電機によるハイブリッド動力システムの開発に成功し、世界の空を拓くための重要なステップを踏み出すことができました。これからは、ドローンの産業利用を推進するために、業界の皆様と協力しながら進めていきたい」と熱い思いを語っています。

この技術革新により、ドローン社会の未来がどのように変化していくのか、業界関係者や一般の人々からの関心が高まることは間違いありません。ADJの取り組みが、新たな産業の創出や社会の発展に寄与することに期待が寄せられています。

予約注文の受付



ADJのハイブリッド動力システム量産モデルの予約注文は、興味のあるメーカーや事業者がメールで問い合わせることで受け付けています。また、Japan Drone 2022の展示ブースでも直接相談が可能です。興味のある方は、ぜひお問い合せください。

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【会社概要】
  • - 社名: エアロディベロップジャパン株式会社(ADJ)
  • - 代表: 田邉敏憲
  • - 本店: 東京都小金井市本町1-18-5 村松ビル小金井5F
  • - 設立: 2018年7月
  • - HP: ADJ公式サイト

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エアロディベロップジャパン株式会社
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東京都小金井市本町1-18-5 村松ビル小金井5F
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