バーチャル恐竜博物館:国際交流の新しいカタチ
2022年2月19日、バーチャル恐竜博物館が開催するシンポジウム「恐竜化石の三次元デジタルデータによる国際交流」が、いよいよオンラインで行われます。このイベントは、デジタルテクノロジーを駆使して恐竜研究の国際交流を促進することを目的としており、参加費は無料。事前予約は不要で、以下のURLから視聴できます:
視聴URL。
シンポジウムの概要
日程とプログラム
シンポジウムは二部構成で行われ、第一部は13:00から14:00まで、第二部は14:30から17:00までの予定です。
- - 第一部:3次元デジタルデータを使ったオンライン講座(一般向け)
- モンゴルとの恐竜研究を扱う小林快次教授(北海道大学)
- 海生哺乳類の進化について木村敏之氏(群馬県立自然史博物館)
- - 第二部:博物館等の国際交流促進に関する報告(主に関係者向け)
- スミソニアン博物館の戦略についての基調講演
- 複数の事例報告と特別講演
第一部:オンライン講座の内容
第一部では、一般の方が楽しめる形式で3次元デジタルデータを用いた講座が進行します。小林教授は、モンゴルとの国交50周年をきっかけに、恐竜研究の歴史と未来を語る予定です。また、木村氏は海生哺乳類の進化についての興味深い話題を提供します。受講者は新たな視点で恐竜の世界を知ることができます。
第二部:国際交流の成果報告
第二部では、これまでのオンライン講座の成果や3次元デジタルデータの活用事例が報告されます。特に、国際交流の重要性や今後の展望について詳細な議論が行われます。登壇者として、スミソニアン協会の専門家や他国の博物館関係者も参加し、世界各国との連携の成果を示します。
東日本大震災以降の博物館活動の転機
コロナウイルスの影響で国際的な交流が難しくなる中、バーチャル恐竜博物館はデジタル技術を駆使して新しい形での交流を実現。従来の枠にとらわれず、デジタルを介した教育や知識伝達の重要性を再認識するきっかけとなっています。
バーチャル恐竜博物館とは
バーチャル恐竜博物館は、古生物のデジタルアーカイブを充実させ、国際的な博物館との連携を進めることで国際交流を促進しています。新型コロナの影響で移動が難しくなる中、デジタル技術を活用し、リモート教育を強化することが求められています。この博物館は、インターネットを通じて知識を共有し、テクノロジーを駆使した新しい展示を行うことで、国境を越えた博物館同士の協力を深めています。
このシンポジウムは、恐竜の歴史や国際交流の重要性を学ぶ絶好の機会です。多くの方々が参加し、恐竜の世界を共に広げていけることを期待しています。