環境教育の新たな試み
2023年7月28日、株式会社エフピコとNPO法人すぎなみ環境ネットワークが共同で「環境出前授業」を開催しました。この授業は、夏の特別企画として、子どもたちにリサイクルと環境保全の大切さを楽しく学ばせることを目的としています。参加者は21名の子どもたちとその保護者で、授業を通じて環境問題への理解を深めました。
授業の内容と体験活動
当日は、子どもたちが興味を持つさまざまな体験を用意しました。
- - リサイクルについての授業: エフピコの担当者から、食品トレーやペットボトルのリサイクルプロセスについて詳しく説明がありました。子どもたちは、リサイクルの重要性について学び、その理解を深めました。
- - VR体験: 特に注目されたのが、VR技術を使った食品トレーのリサイクル工場見学です。参加者は実際に工場の中を探索し、リサイクルがどのように行われているのかを体感しました。これにより、教科書の情報だけでは得られないリアルさを感じることができました。
- - 工作活動: また、リユースの重要性を楽しく学ぶための工作活動も行いました。参加者はお弁当容器の蓋材を利用して、自分だけの「プラ板キーホルダー」を制作しました。創造的な活動を通じて、リサイクルの実践的な一歩を踏み出した形です。
環境に対する関心の高まり
授業中、子どもたちの熱心な態度や質問は特筆すべきものでした。「どうやってリサイクルされるの?」「どんな素材が使われているの?」といった質問が相次ぎました。彼らの目には、純粋な興味と真剣な関心が映っており、環境問題に対する意識が高まっていることが明らかでした。このような体験は、未来を担う子どもたちが環境に優しい行動を取るための基盤になることでしょう。
エフピコの今後の展望
エフピコは、今回の授業を通じて得た知見や経験をもとに、今後も地域社会と連携しながら、環境教育に力を入れていく方針を明らかにしました。持続可能な社会の構築に向けて、子どもたちや地域の皆さんと共に進んでいく姿勢が見事に表れています。
エフピコについて
エフピコは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで使用される簡易食品容器を製造する国内最大手企業です。リサイクルの取り組みには「トレーtoトレー」や「ボトルto透明容器」による地上資源の循環があり、CO2排出量の削減や省資源化を目指しています。環境に配慮した容器開発を行い、持続可能な社会に向けた努力を惜しまない企業です。
所在地は東京都新宿区の新宿オークタワー36階にあり、1962年に設立されました。今後の活動にも目が離せません。