AIスタートアップEpicAI、パナソニックと設計図面自動化で協業開始!
AIスタートアップの株式会社EpicAIは、パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(以下、パナソニックEW社)と設計図面の作図・見積もり自動化に向けた協業を開始しました。この協業は、パナソニックEW社の「Panasonic Accelerator by Electric Works Company」にEpicAIが採択されたことを受け、実現しました。
属人化された設計業務の課題解決へ
製造業では、設計に用いられる図面が数千枚、数万枚と蓄積されています。しかし、これらの図面の存在を知る人は、長年図面に関わる業務に携わってきた限られた人に限られており、設計業務は属人化が進んでいます。その結果、設計図面の作図や見積もりに多大な時間がかかってしまい、リードタイムの長期化や原価管理に課題を抱えている企業も多いのが現状です。
AIで設計図面作図と見積もりを自動化
EpicAIは、AI・データサイエンス技術を駆使することで、この課題解決を目指します。パナソニックEW社内での設計図面の作図業務の自動化を図るだけでなく、データ管理によって見積もり業務の自動化も目指しています。
EpicAIとパナソニックEW社の連携
EpicAIは、パナソニックEW社と共に、設計・作図業務と見積もり業務の新たなワークフローを実現し、製造業の業務効率化に貢献していきます。
EpicAIについて
EpicAIは、株式会社松尾研究所でのエンジニア経験を持つメンバーを中心に構成された、本郷のAIスタートアップです。代表の横山敬一氏は、東京大学グローバル消費インテリジェンス寄附講座(GCI)にて講師を担当しており、東京大学での研究などのアカデミックなAIバックグラウンドを持つメンバーが多数在籍しています。
EpicAIは、画像認識技術・マルチモーダル生成AI技術を活用したデータ活用・AI技術に強みを持ち、製造や建設領域での図面・設計データの活用ソリューションを提供しています。
パナソニックEW社について
パナソニックEW社は、電気設備の分野で、住宅、オフィス、ホテル、商業施設、スポーツ施設など、社会を構成するあらゆる「くらしの空間」で事業を展開しています。「くらしインフラ」の変革を通じて、「いい今日と、いい未来」を創ることを目指し、優れた先進的技術やノウハウを持つスタートアップと共創し、新規事業を加速させる取り組みを推進しています。
今回の協業が製造業に革新をもたらす
EpicAIとパナソニックEW社の協業は、AI技術を活用した設計図面自動化という新たな取り組みであり、製造業の業務効率化に大きく貢献する可能性を秘めています。今後の両社の取り組みから目が離せません。