平和へのメッセージを伝える知覧スピーチコンテスト
鹿児島県南九州市知覧で、いのちの尊さと平和の大切さをテーマにしたスピーチコンテストが開催されます。このコンテストは、知覧特攻平和会館が設立30周年を迎えるのに合わせて行われ、今年で第28回目となります。大会は、知覧の歴史を受け継ぎ、訪れる人々にその重要性を伝えるための機会として位置付けられています。
知覧は歴史的に、第2次世界大戦の末期に陸軍特攻基地があった場所です。この地からは若き命が散り、多くの人々が平和への思いを抱えています。平和会館では、若者たちの遺書や遺品が展示されており、訪れる人に深いメッセージを送っています。2017年8月15日には、スピーチコンテストが行われ、全国から多数のスピーチ原稿が集まると期待されています。
スピーチコンテストの目的
このコンテストでは、「いのち」や「平和」について自らの体験をもとにしたスピーチを発表します。応募者は中学生、高校生、一般の部門に分かれており、それぞれの部門で選考が行われます。最終的には最優秀賞や優秀賞が選出され、受賞者には賞金や副賞が贈呈されます。
スピーチの内容は、参加者がこれまでの経験から感じたことや考えをもとに構成されるため、非常に個性的で実感のこもった視点から平和のメッセージを発信しています。
応募要項と応募期間
応募は4月1日から5月22日まで受け付けています。スピーチは、一般と高校生の場合は400字詰め原稿用紙で4、5枚、中学生は3、4枚程度にまとめる形式です。また、ワープロ原稿の場合は縦書きにして提出する必要があります。スピーチ原稿のテーマは「いのち」と「平和」であり、平和への思いを共有するための貴重な機会となるでしょう。
最優秀賞と副賞
上位に選ばれた方には、各部門の最優秀賞・優秀賞が与えられ、賞金や図書カードなどの副賞も用意されています。特に、最優秀賞受賞者には、一般部門で30万円、高校生部門で20万円、中学生部門で5万円分の図書カードと10万円分の商品券が贈呈されるとあって、多くの参加者の目標になっています。
参加者への期待
このスピーチコンテストは参加者にとって、未来の社会へのメッセージを伝える貴重な機会となるはずです。これまでの経験をもとに、若者たちが平和の尊さを語ることで、地域や全国規模での意識の向上につながることを期待しています。知覧特攻平和会館でのこの活動が、多くの人々に「いのち」と「平和」の重要性を考えさせるきっかけとなることを願っています。
詳しい応募情報は
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