岡山の畳表が注目
2019-08-27 10:01:34

岡山県の畳表がパリでのテストマーケティングに立候補!新たな日本文化の形

岡山県の畳表が新しい文化を生む


岡山県倉敷市のサンク・ラスタ株式会社が製造した新しい畳表が、パリでのテストマーケティングに登場します。この製品は「畳瀬/畳禅」と名付けられ、特に折りたたみや持ち運びが可能な樹脂製の畳表が特徴です。日本唯一の無人製造織機と4つの特許技術を駆使し、機能性、耐久性、デザイン性を兼ね備えています。

畳の新しい使い道


従来、畳は日本の伝統的なものであり、多くの外国人にはあまり利用されてこなかったですが、インテリアとしての需要は高まっています。特に、茶道や日本文化に興味を持つ外国人観光客からの要望が多く寄せられ、簡単に持ち運びできる畳の必要性が浮き彫りとなっています。溝口義揮さん監修のもと、持ち運びができる折りたたみ式の畳が開発されたことで、今後の日本文化の伝承に向けた新たなチャレンジが始まりました。

畳の技術革新


従来のい草を用いた畳から、樹脂素材への移行も進んでいます。岡山県はかつて全国で最も多い生産量を誇っていましたが、時代の流れに逆らうことは困難でした。しかし、訪日外国人の増加に伴い、畳の再評価が進み、畳文化の復活が期待されています。特に水に強く、耐久性の高い樹脂製であるため、さまざまなシーンでの使用が可能。浴室や水周りなど、様々な環境にも適した製品に進化しています。

日本文化の国際化


株式会社サンク・ラスタは、海外への日本文化の発信を目指しており、ニューヨークや中国の大連に直営店を展開しています。特に、お茶の文化を伝える上で畳が欠かせないと考え、世界中で日本文化を広める手段として、この畳表が重要な役割を果たします。化学的な安全性や多用途性が求められる中で、従来の伝統と現代のニーズを融合させた商品開発は革新的です。

競技かるた界でも活躍


また、この折りたたみ畳は、競技かるた大会などでも利用され始めています。2019年にはフランスで開催された全ヨーロッパ競技かるた大会においても実活用され、特にアニメ『ちはやふる』の影響で競技かるたに対する国際的な関心が高まっています。畳を用いることで、和の空間を演出することができるため、新しい文化の展開が期待されます。

畳文化を未来へ


サンク・ラスタ株式会社代表の三谷原恒良氏は、畳文化を次世代に引き継ぐことをミッションとしています。彼は、海外での日本文化への理解を深めるために、新しいアイデアや製品開発を通じて、日本の魅力を発信しています。これからも、岡山の畳表を通じて、日本文化が広がっていくことが楽しみです。

会社情報

会社名
サンク・ラスタ株式会社
住所
岡山県倉敷市中島1472-1
電話番号
086-460-5775

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