広島県呉市で開校!実践型農業スクール「竹と農の学校」

広島県呉市に新たに誕生した農業スクール「竹と農の学校」

2025年4月5日、広島県呉市下蒲刈島にて、実践型農業スクール「竹と農の学校」が開校します。このスクールは、株式会社TEGOが主催し、竹チップや竹堆肥を使用して農薬を使わない栽培に挑戦することが特徴です。

新しい農業の学びの場

「竹と農の学校」は、瀬戸内海の美しい自然に囲まれた下蒲刈島で、主にレモンやみかんを対象とした柑橘類の栽培技術を学ぶことができます。生徒は実際に農業を体験しながら、商品としての味わいを大切にすることから、品種ごとの特徴を理解する機会も得られます。

2023年に開校以来、卒業生の中から3名が新たに柑橘農家として就農するなど、実践的なスキルを身につける場として注目されています。これは、新しい世代の農業人材の育成にも寄与しており、地域の農業再生に向けた取り組みとして胸を張ることができます。

多彩なコースと充実した講師陣

今年度からは新しく3つのコースが設けられています。これまでの「苗木の植え付け」から「収穫」までを学ぶ「専門コース」、短期間で基礎を身につける「入門コース」、さらには販売や農園運営までを網羅する「経営コース」です。

講師には、50種類以上の柑橘類を育てる農家で、観光牧場も経営する菅原常司氏が登壇。彼は30年の教育経験を持ち、初心者にも分かりやすく楽しく学べる授業が好評です。彼の教えを受けながら、受講生は実践的な技術を学び、それを基に新しい農業のスタイルを築くことが可能です。

菅原先生自身が「楽しむ農業」を実践しており、その独自の視点からも多くの学びが得られます。

開校に向けた期待と地域貢献

「竹と農の学校」の設立は、過疎化が進む地域において農業を再生し、持続可能な地域社会を構築するための重要な一歩です。このスクールは、受講生が実践的なスキルを習得するだけでなく、地域経済や観光業にも寄与することが期待されています。

開催される講座は、毎月土曜日に行われ、農業に興味のある方たちにとって、学びの場として非常に価値のある時間になるでしょう。

詳細な情報や申し込みについては、公式ウェブサイトで確認することができます。興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。