様々な「推し活」ユーザーの実態
『推し活』と呼ばれる活動がますます盛んになっている中、株式会社ブックリスタが運営する「推し活研究部(おしけん!)」は、ユーザーのモチベーションや疲労感に関して調査を行いました。この調査は、全国の10代から50代までの277人の推し活ユーザーを対象にして実施されました。特に、回答者の半数以上が10代という結果から、若者の意見が全体の傾向に大きな影響を与えていることが伺えます。
モチベーション低下の実態
調査によると、推し活のモチベーションに関して、「経験がある」と回答したのは70.8%と非常に高い割合を示しています。一方で、「経験がない」と答えたのは29.2%でした。この数字は、推し活を行っている人々の大多数が、時折モチベーションを感じなくなる瞬間があることを示しています。
さらに、近年注目されている“推し疲れ”についても言及されました。推し疲れとは、情報収集や応援活動、人間関係の構築、さらには金銭的負担などがストレスとなり、楽しさが先行せず疲労感を感じる状態を指します。この調査では、55.1%の人が推し疲れを経験したことがあると回答しており、興味深い結果が得られました。
推し疲れに向き合う方法
多くのユーザーは、モチベーションが低下したり推し疲れを感じたりした際にどのように対処しているのか、その工夫をいくつか挙げてみました。
- - 距離を置く:しばらく推しの情報から離れてみたり、別のジャンルを楽しむことで気分をリフレッシュする(20代女性)
- - SNS断ち:一定期間ソーシャルメディアを離れることで、心の余裕を取り戻す(20代女性)
- - コンテンツの温存:自分の推しに関連するものをあえて控えつつ、モチベーションが高まる時に楽しむ(40代女性)
このように、それぞれの方法で自分のペースを維持しながら推し活を楽しむ姿が見受けられます。
続ける理由とその原動力
調査では、推し活を続ける理由についても多くの感想が寄せられました。例えば、「推しが生きがいだから」、「推しから救われたのでそのお返しをしたい」といった声があり、推しとの絆や支持への感謝の気持ちが強く表れています。自分自身の感情に素直でいることが、推し活のモチベーションを保つ重要な要素になっているようです。
また、推し活は単なる趣味というわけではなく、人生における活力となっていることが調査結果から見えてきました。推しアーティストの新曲や新しいビジュアルに触れたり、自分の好きな作品を再び楽しむことで、心のエネルギーを充電する効果を実感しているユーザーが多く存在します。
推し活の未来と新たな可能性
「推し活研究部(おしけん!)」の調査を通じて、推しを持つことで生きがいをみつけたり、日常生活のストレスから解放されたりすることが多い一方で、その反面、負担を感じやすくもなるという現実が浮かび上がりました。推し活がもたらす心の支えやエネルギーは、内面的にも大きな影響を与えていることが分かります。
今後も、ユーザーの意見を反映させながら、推し活がより楽しく、サポートされるよう取り組んでいく必要があります。推し活の楽しさを思い出し、バランスを持って活動することで、より充実感のある日々を送ることができるのではないでしょうか。