ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館、デザイン賞受賞の背景
神奈川県足柄下郡箱根町に位置する「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」が、国際的なデザイン賞「iF DESIGN AWARD 2025」を受賞しました。この賞は、独立したデザイン団体によって毎年優れたデザインが選出され、全世界で約11,000件の応募デザインの中から選ばれるものです。新館として開業したこのホテルは、特にInterior Architecture/Hospitality Interiorsの部門で評価を得ました。
地域の魅力を取り入れたデザイン
「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」のデザインコンセプトは“五感で浸かり、豊かな時を織りなす”です。すべての客室には温泉露天風呂が完備されており、ドッグフレンドリールームも用意されています。人間だけでなく、愛犬とともに五感を使って箱根の魅力を味わえる特別な滞在が楽しめます。
風に運ばれてくる香りや、四季折々の美しい景色に囲まれ、静寂の中で聞こえる自然の音。さらに、柔らかな箱根の湯に身を委ね、木の温もりを感じながら地元の味覚を楽しむ体験は、訪れるゲストにとって心に残るものになることでしょう。
インテリアデザインの特徴
このホテルのインテリアデザインは、土地の記憶を再現することを重視しています。伐採された樹木や箱根の火山由来の石材を利用したアップサイクリングが施されており、地域のアイデンティティを織り込んだデザインが特徴です。デザインはスマートチェックインの導入を通じて便利さも兼ね備えており、洗練された雰囲気とともに優雅なひとときを提供しています。
設計者のコメント
この受賞に際し、インテリアデザイナーのZA DESIGN Inc.の座間望氏は「自分が手がけたデザインがゲストに心地よい空間を提供できることにやりがいを感じます。訪れた人々が心安らぐ場所であることを願っています」とコメントしています。
将来への展望
ホテルの支配人河西条司氏は、受賞の喜びを語りつつ、「私たちは箱根の魅力を五感で体験できる設えを大切にし、訪れるゲストに愛されるホテルを目指しています」と述べました。このホテルは、地域の素材を活かした優れたデザインにより、訪れる人々に深い印象を与える存在となることでしょう。
施設情報
「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」は、全22室の客室を擁し、それぞれが温泉露天風呂を備えています。さらに、愛犬と一緒に滞在可能なお部屋もあります。ここでの特別な体験は、きっと忘れられない思い出になることでしょう。
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320番708
客室数:全22室(内ドッグフレンドリールーム4室)
客室タイプ:温泉露天風呂付洋室