株式会社mentoが新たな資金調達を実施
株式会社mento(東京都渋谷区、代表取締役:木村憲仁)は、シリーズBラウンドにおいて、合計16億円の資金調達を完了したことを発表しました。リードインベスターにはEight Roads Ventures Japanが名を連ねており、既存の株主であるWiLのフォローオン、新たに三井住友海上キャピタルおよびAGキャピタルが引受先として参加、商工中金からの融資も含まれています。これにより、同社は今後、中間管理職を支える新たな「マネジメントサクセス」プラットフォームの開発に取り組む予定です。
労働市場の課題とmentoの役割
2025年問題として知られる日本の労働力不足が進展する中、企業の競争力を高めるためには、一人ひとりのエンゲージメント向上が不可欠となっています。しかし、中間管理職は「罰ゲーム化」しているとの指摘があり、過重労働や部下との板挟み、マネジメントの心理的負荷が増大しているのが実情です。
このような状況に応じて、mentoは専門のコーチによって提供される1on1のコーチングを通じて、中間管理職への個別支援を実施しています。クライアントの課題に寄り添うことで、日本の中間管理職が「育て上手」となり、優れたリーダーシップを発揮できるよう導いているのです。
これまでの成果
2020年にサービスをスタートさせたmentoは、これまでに多くの大手企業(例:パナソニック、デンソー、伊藤忠商事)で導入され、コーチングの提供時間は60,000時間を超えました。中間管理職の成長を促すことで、企業内改革にも寄与しています。
新たなプラットフォームの開発
調達した資金は、今後の事業拡大と共に「マネジメントサクセス」を支える新プラットフォームの構築に使われます。従来の1on1コーチングに加え、人材、プロダクト、AIの統合アプローチで中間管理職をサポートする革新的な仕組みを構築することを目指しており、大規模なマネジメント支援体制を整える方針です。
特に、このプラットフォームは中間管理職自身が持つ課題の解決を支援し、チームの運営や成果の可視化をAIが助けることで、マネジメントの役割をより多くの人に共有できるような環境を実現します。
企業文化と今後の挑戦
mentoの企業理念である「夢中をふつうにする」は、雇用形態や働き方が急速に変わる中で、誰もが自分らしく生きることができる社会を目指しています。このためにmentoは、プロのコーチを通じて、管理職が直面する課題に真正面から向き合い、伴走することで、企業組織全体の活性化を図っています。
今後の展望
代表取締役の木村憲仁氏は、「今回の資金調達により、プロフェッショナルコーチとAIの力で、日本の管理職をエンパワーし、企業の生産性と組織力を根本から変革する」というビジョンを掲げています。mentoは提携投資家やパートナー、顧客の信頼を支えに、さらなる成長を遂げようとしています。
採用情報
また、mentoでは新たな仲間を募集中で、「マネジメントサクセス市場の開拓」に積極的に貢献してくれる人材を求めています。詳しい情報は公式サイトにて確認できます。
お問い合わせ
本件に関する問い合わせは、株式会社mentoの広報担当までご連絡ください。