江戸時代の夏の風物詩!「冷や水」と「甘酒」が語る、暑さを乗り切る知恵
株式会社プレナスが運営する持ち帰り弁当の「ほっともっと」や定食レストランの「やよい軒」などを展開する同社は、日本の弁当文化と食文化の魅力を発信する『OBENTO Gallery』において、2024年7月1日(月)より「夏の飲み物」をテーマとした企画展を開催いたします。
エアコンや冷蔵庫がなかった江戸時代の人々は、どのように暑い夏を乗り越えていたのでしょうか?
今回の企画展では、江戸時代から近現代にいたる夏の飲み物や、当時の風俗について紹介します。
冷たい水を売る「冷や水売り」
江戸の町では、朝早く井戸で汲んだ冷たい水をたっぷり入れた桶を担いで、「冷や水」を売り歩く「棒手振り(ぼてふり)」と呼ばれる行商がいました。
当時の「冷や水」は、堀抜井戸から汲む天然の冷たい清水に、砂糖と白玉を入れたちょっと贅沢な飲み物だったようです。
企画展では、当時の様子を表した浮世絵や人形などを展示し、江戸時代の庶民の夏の暮らしを垣間見ることができます。
夏バテ対策の栄養ドリンク「甘酒」
「冷や水」と並んで人気だったのが「甘酒」です。
甘酒は、蒸米やお粥に糀を加えて半日から1日でできるため「一夜酒」とも呼ばれていました。
現代では、アルコール発酵させた甘酒も販売されていますが、江戸時代の甘酒はノンアルコールで、ブドウ糖・ビタミン類・アミノ酸類が多く含まれており、夏の暑さで弱った身体の栄養源として重宝されていました。
企画展では、当時の甘酒売りの絵などを交え、甘酒がどのように夏の暑さを乗り切るための飲み物として親しまれていたのかを紹介します。
江戸時代の知恵から学ぶ、現代の夏の過ごし方
今回の企画展では、江戸時代の「冷や水」や「甘酒」を通して、当時の夏の暮らしや暑さ対策、食文化について学ぶことができます。
エアコンや冷蔵庫が当たり前の現代では、忘れがちですが、江戸時代の人々は、自然の恵みを最大限に活かし、創意工夫を凝らして暑い夏を乗り越えてきました。
ぜひ、企画展に足を運び、江戸時代の知恵から現代の夏の過ごし方を学んでみてはいかがでしょうか。
【企画展概要】
会期:2024年7月1日(月)より
開館時間:9:00~17:30
休館日:土日、祝日
入場料:無料
* 会場:プレナス茅場町オフィス(東京都中央区日本橋茅場町1丁目7番1号 日本橋弥生ビルディング1F)
【Plenus OBENTO Gallery ホームページ】
https://www.plenus.co.jp/obentogallery/