滋賀県の荒廃農地を真菰で再生しよう
滋賀県守山市に本社を置く『株式会社ビオファーマきぼう』は、荒廃した農地を再生するため「真菰(まこも)」を使った新たな農業プロジェクトをスタートさせました。特に、近年荒廃農地が増加している中で、栄養価の高い「まこもパウダー《きぼう》」の開発に取り組んでいます。2025年2月28日までクラウドファンディングを通じて販売を行っており、今後の展開が期待されています。
農地荒廃の現状
滋賀県では、荒廃農地率が年々増加していることが問題視されています。2021年のデータによると、荒廃農地率は3.7%に達しており、雑草の繁茂や山林化が見られます。これに対し、株式会社ビオファーマきぼうは真菰を荒廃農地に定植し、再生利用を進めています。
真菰の特性とまこもパウダー《きぼう》
『まこもパウダー《きぼう》』は、真菰の葉を刈り取り、乾燥させ粉末に加工した製品です。このパウダーは、貧血の予防に役立つ葉酸、整腸作用に寄与する食物繊維、アンチエイジングに効果があるβカロテンなど、数多くの栄養素が豊富に含まれています。
1.
葉酸:330マイクロg/100g含まれており、ブロッコリーの2.8倍の含有量です。
2.
食物繊維:62.2g/100gで、抹茶の1.5倍です。
3.
βカロテン:14300μg/100gを含み、紫蘇よりも多く、健康維持に寄与します。
クラウドファンディングの詳細
プロジェクト名は「滋賀県の荒廃農地を真菰で蘇らせたい」とし、クラウドファンディングサイト「Warakado広場」で実施中です。リターンには様々なパッケージが用意されており、1箱3,600円(税込・送料込)からの購入が可能です。プロジェクトは2024年11月1日から開始され、2025年2月28日までの期間に行われます。
今後の展望
株式会社ビオファーマきぼうは、真菰を通じて農業の再生を行うとともに、地元の障がいを持つ方々との連携を強め、農福連携にも取り組んでいます。この取り組みは、地域の持続可能な農業の発展に繋がり、多くの人々に支持されることが期待されています。
詳細な情報は、
ビオファーマきぼうの公式サイトをご覧ください。